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集客

起業初期の集客を成功させる3つの方法 │ マーケットの拡張戦略

どんなに素晴らしい商品が手元にあったとしても、それを届ける相手がいなければビジネスは成立しません。

今日は起業初期における、最初の2~3人のお客様を集めるというレベルでのお話をしていこうと思います。

また応用編として、起業初期の起業家がいちばん最初に「高額商品」を売る際の集客方法についても実体験を踏まえながらお伝えしていこうと思います。

間違ってはいけない集客手順

集客を考える時に、絶対に間違えてはいけない手順というものがあります。

それは、先に商品コンセプトを固める、ということです。

多くの人がやってしまいがちなミスとして、なんとなくの情報発信をブログやSNSで始めてしまう、という現象がありますが、コンセプトをまとめる前に動き出すと、こんな落とし穴が待っています。

そもそも起業家として認知されない

一度定着した「認知」を覆すのは意外に大変です。

まったくの新人を売り出すのと、過去に活動していたものの飽きられてしまった2者がいた時に、より売りやすいのは前者の「まったくの新人」です。

コンセプトを固めずに、なんとなく活動を始めてしまうと「あの人は昔から活動しているけれど、結局何がしたいんだろうね?」と思われてしまうと、そこからの巻き返しはけっこう大変です。

反対にフォロワーとして認知されてしまう

もうひとつ気をつけたいのが「フォロワー」として認知されてしまう、という現象です。

起業家は、表現を変えると「売り手」ということになります。本来は売り手でなくてはいけないはずの人が、大物の起業家のセミナーにいつも通って熱心にレポートばかりを上げていると、

言い方は悪いですが「カモ」という認知、柔らかく言うならば「フォロワー側の人」という認知が形成されてしまいます。

起業初期に共通の集客手順

起業初期の人が踏むべき集客のステップは、まずはコンセプトの大枠を固め、それから発信活動を始めるという順番になります。

協会の資格や養成講座で伝授してもらった商品があるのならば良いのですが、オリジナルの商品で始める場合にはコンセプトを先に固めることをお勧めします。

商品コンセプトが決まれば、あとは最初のお客様を2~3人集めるところから始めていきましょう。

具体的な方法を動画も交えて4ステップでお伝えしますね。

① マーケットとは何か?

まずは自分のビジネスが成立するマーケットを作ることが大切です。

マーケットとは「売り手」と「買い手」が存在する場所のことを言います。

このマーケットの中の「買い手」の数が増えれば増えるほどあなたのビジネスは有利になります。

② 自力でマーケットを作る

時間はかかりますが、確実にファンが集まるやり方です。

まずは商品コンセプトに基づいたブログを書き始めましょう。最初の目安は30~100記事です。

ブログにおける記事数に関しては、ちゃんと活動している人と認知されるのに30記事程度は必要ということと、検索で見つけてもらえる可能性を考えると最低でも100記事は必要です。

ブログを用意するのと同時進行でSNSを育てていきます。アメブロもSNS要素が強いので、SNSという位置づけで書きますが、アメブロだとまず読者300人、フェイスブックなら1000人程度の友達は欲しいところです。

アメブロの場合は、アメブロユーザー間(相互読者登録した相手同士)で売り買いが行われやすい傾向がある一方、フェイスブックの場合は「友達の友達」から受注が起きたりします。

ただし、友達や読者の数ばかりが多くても意味はありません。自分でも記事の投稿は必ず行いましょう。その投稿に対する「イイね!」などの評価があることもまた重要です。

毎回、1桁台の「イイね!」の数では残念ながら集客効果は薄いと言わざるを得ません。

少し長くなりましたが、これが起業初期の、最初の2~3人の集客を実現させるための1つめの方法です。

③-A 他人のマーケットを活用する

自分でブログを書いてSNSで広める方法は、濃いファンが付きやすい一方で非常に時間のかかるやり方です。

ですが、いつお客さんが来るかも分からない状況で悶々としながら日々ネットでの情報発信をすることに焦りを感じる方も多いと思います。

そこでお勧めしたい次の方法が「他人のマーケットを活用する」という方法です。

あなたから見てライバルだと思う起業家の方や、業種は違っても自分のお客さんになりそうな人たちが集まっている交流会やイベントがあると思います。

例えばあなたが「メイク」の専門家だとしたら、「ヘアアレンジ」が専門の起業家さんが主催するイベントやパーティー、交流会に参加してみるのも良いでしょう。

美容やオシャレに興味のある方々がたくさん集まっているはずです。そこで一人ひとりと関係性を築いていくことです。

可能ならば同業者のセミナーや説明会に参加するのも良いでしょう。学びもあると思いますし、ライバルの弱みを見つけるヒントがあるかもしれません。

ただし、一定のモラルを守るほか、「同業の方の参加禁止」が謳われているのであれば控えることも当然大切です。

③-B 紹介の力を借りる

これまでのある程度の人脈力は必要ですが、お客様を紹介してくれそうな方にアプローチし、紹介を促すという方法もあります。

例えばあなたが集客コンサルタントだとして、会員を多く抱えるようなコミュニティを持つ起業家さんに気に入ってもらえれば、そのコミュニティ内のすべての方をお客様として紹介していただけるかもしれません。

ちなみにこれは実話として存在する例です。

他にも、もしあなたが税務を含め実務全般に関するサービスを提供しているのであれば、経営コンサルタントのような方と手を組めば集客不要の集客ルートができたようなものです。

ネイリストの方であれば、美容室の一角を借りてサービス提供ができるかもしれません。

もしあなたがデザイナーだとしたら、文章の専門家のコピーライターという職種の方に声をかけ、文章とデザインの両方からアドバイスをできるようなパッケージ商品が提案できるようになるかもしれません。

マーケティングの専門用語でこれを「JV(ジョイント・ベンチャー)」と言います。コラボ、ではなく。

この戦略のポイントは、例え起業初期であっても「商品力」「専門性」は不可欠という点です。お客様をご紹介していただく以上、相手の顔に泥を塗るわけにはいきませんから、相応の実力は必要です。

④ 自分のリソースを活用する

マーケットを作る、広げるということを考える際に、自分のリソース(資源)で使えるものは一体何か、ということを真っ先に考える必要があります。

誰か他人がうまくいった方法でも、それを同じようにあなたも再現できるかというと、そういうわけではありません。

リソース(資源)を正しく使うことで、あなたは短期間に集客を可能とするマーケットを手にすることができるようになることでしょう。

集客はテクニックではありません

「起業初期は、成功者を参考にしてはいけません」

それはすでに既存のお客様や見込みのお客リストを多く抱えているため、起業初期に比べて集客がしやすい土台があるからです。

ですが、そういった起業中期以降の方も最初は集客をゼロから行っていたはずです。

昔、本当に久しぶりにフェイスブックのメッセージフォルダを遡って整理していたら、今では法人も設立した大人気セミナー講師が送ってくれたメッセージが残っていました。

大崎さん、初めまして。

フォローして頂き、ありがとうございます。

私は、「〇〇する方法」について、主にFBで情報発信を行っています。

共感して頂けた≒似た価値観をお持ち
と考えさせて頂き、今後交流できれば幸いです。

友達申請させて頂いたので、ご承認下さると嬉しいです!

よろしくお願いします(^o^)

成功者に憧れて起業を志した方の多くは「一瞬で集客できる魔法のテクニック」があると勘違いしています。

どんなに超大物な方でも、上記のようなメッセージを一人ひとりに送るような時期があるのです。ただ、それを日々こなす行動の量と質が、ふつうの人の何倍も何十倍もあるというだけで。

見通しが暗くても腐らない

もしあなたが色々な集客方法を試したけれど、効果的な方法が見つからない。せいぜいブログで1~2名の方が問い合わせてくれた程度だった…。ということもあるでしょう。

ですが、少しでも反応があったのならばそこはくさらずに続けていきましょう。

1日1記事を書いて、月に1~2人からの問い合わせがあったのなら、1日に3~5記事を書けば反応が変わるかもしれません。記事内容の質を変えれば、毎日の投稿数は同じでも反応が変わるかもしれません。

必ず突破口はあります。一点集中して、できることを最大限にこなしましょう。

集客できない人の大きな共通点が1つだけあります。

それは「できること」をやらないで「やったことのない新しいこと」を求めてしまう、ということです。

集客ができる人というのは「できること」を続けられる人のことを言います。

高額商品を売る時の集客方法

基本的に、価格が高い安いによって集客の方法が変わるということはありません。ただし「誰」に向けて「どの」集客媒体を選ぶか、は大事です。

特に「誰」をお客様にするかによって商品単価というものは大きく変わってきます。

少なくとも「ママさん」相手のサービスや「子育て系」のサービスを求めている人に高単価のものはウケにくいです。

また、個人で商売をしている人をお客様にするのであれば「アメブロ」は有効かもしれませんが、地域密着型であればホームページの方が地域名での検索で威力を発揮するかもしれません。

特に地域密着型のサロンなどを経営するのであれば信頼性というのも大事なので、アメブロよりもホームページの方がより効果的と考えることもできます。

そして当然ですが、アナログ思考のシニア世代を対象にするのであれば、ネット集客よりも「チラシ」などのオフライン活動です。

商品単価にかかわらず集客の方法は同じです。あくまで「誰」を相手に「どの」集客媒体を選ぶか。それだけです。

ですが、これまで長く「低価格帯の商品」を扱っていた人が、急に「高額商品」を展開する場合には注意が必要です。場合によっては客層を大きく変える必要があるからです。

まとめ

起業初期の集客方法で大切なのは、自分の「集客勝ちパターン」が見つかるまで、考え得るすべてのことに挑戦し、大量行動することにあります。

最低でも、フェイスブックで友達1000人(平均イイね!50~100)、アメブロ読者300人(平均アクセス500~1000PV)ぐらいは整えてからでないとスタートラインに立っているとすら言えません。

ですが、あくまで【商品コンセプト】が決まり、あなたのコア(核)がはっきりとした発信をして、それに共感する人たちが集まっているという前提は必要です。

どうでもいい人が300~1000人いても、何の意味もありません。

「あせらず・くさらず・おごらず」

これは無印良品の松井会長の言葉ですが、ビジネスの大敵は「焦ること」、不安や無価値感から「くさること」、ちょっとの成功で高慢になり怠けてしまう「おごり」は本当に大敵です。

起業家としての「心」や「志」が試される最初の壁は、まさにこの「集客」にあります。

たかが集客、されど集客。あなたが自分の商品を多くの人に届けたいという熱い想いがある限り、集客は今後も続いていきます。

「成功者も最初は地道な努力を積み重ねている」。

その事実を思いだし、ぜひ「できること」を続けてみてください。

ABOUT ME
ヒロさん
「美意識のある経営と、文化を生み出す起業術」をテーマに活動中。法人向けnoteオウンドメディア研究家。
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