実は個人起業家の世界には、3つのタイプの人間が存在しているのをご存じでしょうか?
【Aタイプ】
お金を稼ぎたい
→ビジネスをうまくいかせるには?
【Bタイプ】
お客様を喜ばせたい
→相手は何を求めている?
【Cタイプ】
自分の研究発表がしたい
→私は何を届けたいのか?
大半の人が考える売上アップの願望はニセモノです
上記の質問、ABCにぜひ答えてみてください。
今日はその回答を元に、あなたの起業家タイプを探っていきたいと思います。
現実が1ミリも動かない理由は自分のタイプを知らないから
個人起業家の場合、自分のブランディングはかなり重要です。
その中でもブログを書くことやメルマガを書くことは、売上につながる重要な活動の一つです。
ですが、それを続けることがどうしても苦手という人が本当に多いのです。その理由は、自分のタイプを知らないためです。
例えばですが「Bタイプ」のお客様のことを大切にしたい人の場合、売上アップのためのSNSはやろうと言われてもできないかもしれません 。自分の想いをブログに綴ってください、も苦手かもしれません。
この場合、一人の理想のお客様のために解決策を書いたり、応援メッセージのつもりで書くことをお勧めします。
「Cタイプ」であれば、自分の調べたことや考えをブログやメルマガに書いたり、YouTubeで話すことがむしろ大好きで得意だったりします。
あなたは本当に売上を『目的』にしたいのか?
ビジネスセミナーや個別でのコンサルティングを依頼すると、基本的に「売上アップ」を目的に話は進んでいきます。
それは、ビジネスの目的そのものが利益の追求にあるからです。ですが、本質は異なります。
もちろん、利益が重要でないということではない。利益は、企業や事業の目的ではなく、条件なのである。
ピーター・ドラッカー
本来、ビジネスの本質は、人や社会に貢献するために在るべきなので、
Bタイプ、Cタイプの人が、個人の売上アップなどを目的にすることは失敗路線に走ることと等しくなる傾向にあります。
アインシュタインは、次のような言葉を残したことが知られています。
「手段はすべてそろっているが、目的は混乱している、というのが現代の特徴である」
━アルベルト・アインシュタイン
ビジネスの世界において、20世紀はまさしく「手段の時代」でした。ですが、手段や手続きにとらわれすぎると、本来あるべき目的を見失ってしまいます。
━目的工学研究所
ただ、人間の血液と同様、お金がなければ事業は続かなくなるので、そういう意味で『条件』なのです。
これを「制約条件」と言います。
では結局、何を目的にしたら良い?
あなたがABCタイプでは、どれに該当するのか?
それによって目的は変わりますが、女性起業家に多いタイプを順番にすると、
Cタイプ
↓
Bタイプ
↓
Aタイプ
の順になります。
C. 自分の想いを伝えたい
B. お客様に貢献したい
A. ビジネスをうまくいかせたい
この流れが私がこれまで関わってきた中で統計的に多い順番です。
自分の想いを伝えたいのであれば自分の考えや気付きをブログに書き、お客様の喜ぶ顔が見たいなら相手が知りたいことを書き、ビジネスをうまくいかせたいなら売上がアップするセオリーで記事を書いていきましょう。
まとめ
売上アップの前に大事なことは行動によって現実を1ミリでも良いので動かしていくことです。
セミナーでテンションだけを上げて何もしないというのは、自己啓発セミナーなどでよく見られる、もっとも成長しないパターンの一つです。
小さくても、一つでもいいから、まずは実行する。
それによって小さな成功と小さな失敗を積み重ね、やがて大きな形になります。
自分のタイプとは違うのに、ムリに売上アップのためのノウハウを実行すると、純粋に思考と行動がストップし、現実が1ミリも動ないという最悪の状況を生み出します。
売上アップの行動よりも、自分が行動しやすい選択を日々続けていくこと。売上は大切だけれど、あくまで制約条件のひとつに過ぎません。
自分の本当の目的に向かう時、売上は後から勝手についてきます。
あなたがビジネスをする、真の目的は、何ですか?