起業という働き方の認知が広がり、多くの女性起業家が増えました。
ですが、本来であれば自由な時間とお金を手にして、理想のライフスタイルを叶えることができるはずが、実際はセミナーなどにお金を使うばかりで一向に稼げるようになる兆しがないという方も増えています。
SNS起業女子という市場の穴
では果たして、そこにどんな課題があり、どのような解決策があるのか。
実際に起業志望家の方々を支援してきたからこそ分かる、生の情報をお伝えしたいと思います。
課題1:専門性が低い
資格を取ったから起業する、養成講座を卒業したから起業する。この場合に問題になるのが、専門性の低さです。
○○さんのサービスを受けて人生が変わりました。それがあまりに素晴らしかったので私も伝えたいと思いました。
そういった理由で資格を取得し、すぐに起業を試みる方がいます。ですが、これだと専門性にちょっと弱いのです。
要は、同じ資格を持つ方々との差別化が難しいだけでなく、後々に自分の軸がブレてしまうことが少なくないのです。
課題2:受注が取れない
これもとても多い悩みの一つですが、注文を取れない、受注が得られないという状況です。
受注が取れないので、当然売上も上がりません。要は、集客の仕方が分からないとか、いざセールスする時に申し訳ない気持ちになり販売することができないということが方々で起きています。
起業初期は集客力こそがすべてと言っても過言ではないのですが、多くのSNS起業女子は「集客」のことまで頭が回らないことも多いようです。
開業して初めて「お客さんが来ない!どうしよう!」とパニックになる傾向があります。
課題3:メンタルが弱い
会社員としての働きが不満の連続であるならば、起業というのは不安との戦いの連続です。
来月の生活費すらも保障されない生き方というのは、起業への憧れをはるかに超えるストレスの連続です。それに耐えられず、パートとの兼業を止められなかったり、会社員へ戻る方も少なくありません。
課題4:ブログ(文章)が書けない
集客の仕方にもさまざまありますので、必ずしも文章が書けないと事業が成り立たないというわけではありません。
ですが、ホームページに始まり、ブログ、フェイスブック、ツイッター、各種SNS、メルマガ、LINE公式アカウント、チラシ、FAX-DMなどなど。文章を扱うことはとにかく多いのです。
その中でブログというのは、他の起業家さんたちと差別化を図るという意味で、一番のブランディングツールです。
そこに対し「苦手だから書かない、書けない」という選択を容易にしてしまう考え方そのものに疑問はあります。
課題5:低単価の商品路線に走る
良いサービスを維持したまま価格をいかに安く抑えるか。それこそが企業努力というもの。
しかし、多くの個人起業家の陥ってしまう低単価サービスの路線は、企業努力とはまったく関係がないところです。
商品の価格を安くして自分のビジネスを潰してしまうという、いわゆる赤字経営を率先してしまうところに問題があります。
本質的な課題は、そもそものマインドの弱さにある
資格さえ取れば起業できる。そういった短絡的な考えのまま、直感で会社を辞め起業をする人が後を絶ちません。
なぜそうなるのかというと、その本質に「マインド」の弱さがあります。小学生の女の子が「将来はお店を出したい」というのと、大人の女性が「お店を出したい」というのは同じではないのです。
ですが、それに気づかない人が、本当に多いのです。その典型例を以下で見ていこうと思います。
理想のライフスタイルを求める?
自分が本当の本当に求めるものを追及しないとビジネスを続けるのは困難です。
それにもかかわらず、本に書かれた誰かの成功ストーリーに憧れ、自分の「本当」を見失う人があまりに多いのです。本当に月商7桁、年収1,000万円を、何をしてでも手に入れたいですか?
このタイプの女性は、成功者のストーリーや言葉に「扇動」されてしまった可能性があります。
好きなこと依存してない?
ビジネスを続ける上で「好き」という感情は大きなモチベーションです。
ですが、ビジネスをする上でもっとも大切なのは「好き」よりも「成果」であり、多くの人が成果よりも好きに重きを置くがゆえに、ビジネス本来の目的である「利益活動」を放棄してしまいがちです。
安定収入が欲しい?
先にも述べましたが、起業という在り方は「安定」とは正反対の生き方です。
確かに安定した収益を目指すことは大事なのですが、それは会社員時代の「安定」とは意味が異なるものです。
特に「投資感覚」の欠如した在り方だと、稼いだ分をそのまま貯金しようとしたり、設備投資などの先行投資を出し渋り、自身の成長を止めてしまう恐れがあります。
個人起業家の場合、成長のストップは、ビジネスの停止に等しいのです。
解決策は、頑張らずに凛と輝くことにある
個人起業とは、ひとりですべてのことを網羅する「センス」が必要です。
具体的には、「セールス」「ライティング」「マーケティング」「マネジメント」という役割をすべて自分で担うということです。
これらをひとりでまかなえることは、ひとつの才能です。多くの人はどこかに弱みがあります。
だからこそ、努力によってその「弱み」をカバーする必要があるのです。
とはいえ、努力の限界もあります。時間も有限です。その時に、人の力を借りるという発想があります。
その代表が会社組織での働きであり、時にはアウトソーシング(外注)で補われてきました。
まとめ
現状の個人起業家市場では、足りないところを自ら埋めるために、多くの人が起業塾や経営塾に通っています。
ですが一方で、「扇動」させられてしまっている人も多くいます。
多くの人が現在の起業女子の働き方が、かつての「ネットビジネス」の形を変えたものだということに気がついていません。
「好きなときに」「好きなことを」「好きな場所」で、という考えは幻想です。ほんの一握り、つまり、個人起業家としての資質をすべて備えた人でないと実現が難しいのです。
「私ができたのだから、あなたにもできます」
というのは、自己啓発にみる心理コントロールのひとつだということに早く気付くことが大切です。
その上で、自分に何ができるのか? 起業が最適な選択か? それを見極めることが重要なのです。
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まずは自力、独学でどこまで結果を出せるのかを試してからでも遅くはありません。