世の中には、目標達成が向いている人とそうでない人がいるということが知られています。
ただ、意外に知られていないのが、パレート(2:8)の法則ではありませんが
目標を決めて達成できる人は、実際には2割にも満たないという現実があるのです。
目標設定をしてはいけない真実
目標達成を実際にできたのはわずか12%の人たちだけで、実に88%の人は失敗してしまったのです。
リチャード・ワイズマン
(イギリスの心理学者)
ですので、もしあなたが、年始に立てた目標などを達成できる、わずか12%の人であれば、この先の記事を読み進める必要はないのかもしれません。
ですが、もしあなたが目標達成型だったとしても、あなたとかかわる仲間やパートナー、もしくはコーチなどの職業の方であれば、クライアントの方々が目標を達成できないタイプ、ということも考えられます。
もし、目標設定をしないという非常識な行動計画に興味がある方はぜひこの先を読み進めてください。
そもそも目標設定が間違っている
もしあなたの目の前に受験を控えている高校生がいて、受験まであと半年が残っている中「今年の受験はあきらめて、来年の受験に向けて頑張る!!」と意気込んでいたとします。
あなたはこの目標設定に対し、どのように感じますか?もちろん現状がどうなのかに左右される部分が大きいと思いますが、いずれにしても賛否はあると思うのです。
では、何がこの賛否を分ける考え方の根底として存在しているのでしょうか?
固定概念、既成概念、思い込み、メンタルブロック、セルフイメージの低さや自信のなさ…。色々な理由で人は目標設定を行うようにできていますが、いちばん大きな原因が、
自分が本当に望むものが何か理解していない。
ということに尽きると思うのです。
自分が本当に望むことでなければ人は本来、動機づけされることはありません。
それにもかかわらず、多くの人が自分の本来望むものを明らかにしないがために目標そのものを間違えて設定してしまうのです。
ヒントは感情を探るところに眠っている
多くの場合、人は自分の欲求すらなんなのかを見失います。それを見つけるヒントとしては、あなたの「感情」を見てみる必要があります。
自分のやりたいことや欲求、望みを頭の中で考える人も多いですが、おススメしたいのは、実際に色々と行動してみる中で、何にテンションが上がり、何にイヤと感じたのかをチェックすること。
実際に過去の行動とその結果を通して感じたことを振り返るのも効果的です。
そうすることで、結局のところ、自分はどんな感情を得たいと思っているのか?を知ることができます。
それが分かれば、何かの目標を設定しようと思うときに、
私が得たいと思っている“結果”は何だろうか?
なぜその結果が欲しいと思ったのか。その”目的”は?
という、
得たい結果と目的という2つの視点が得られます。
この本質的に自分が求めている、得たい結果と目的がズレてしまうと目標設定したのに行動できない。行動できない自分をキライになり、
ますます自信を失う…。なんていうことも考えられます。
ですが、まだここで終わりません。ここまで分かった上で、それでもやはり目標設定をしてはいけません。
正しい目標が分かっても、
それを達成できる確率は僅か
12%に過ぎないためです。
まとめ:目標は設定しないが、目的は決める
方向性(目的)は設定してOKですが、その手段(目標)を決めて固定することはデメリットです。
そうではなく、その得たい結果と目的を得るために自分がこれまでやってきた方法の中で、もっとも堅い方法は何か?それをどのように再現することができるだろうか? という視点から始めます。
いまできる小さな一歩を設定することが、この非常識な行動計画のススメ、でもあるわけです。
極端な話、人は間違ったノウハウでも正しいとされるノウハウでも、結局実践することで学びを得て、改善と修正をすることで自分らしく前へと進んでいきます。
コルブの経験学習モデルというものがあります。
①具体的な経験
②内省(振り返り)
③概念化(自分ノウハウ)
④試行(検証してみる)
どんなに小さな一歩でも、行動に移せば何かしらが起き、そこから内省と概念化へと進み、さらなる実践へ向かいます。つまり、成長するということです。
反対に、目標設定をしたけれどなんだかモヤモヤするうちに、結局何も行動に移せずに頭だけで考えて終わるパターン。そういうことの方が実際問題多いわけです。
ただしこれは、自分を知っていて、検証すべき王道のノウハウを分かっていて、そこで初めて効果的に
・オリジナル商品づくり
・集客などの不可欠な活動
が強化されていきます。
この「非常識な行動計画」を実際に生かしながら、オリジナル商品づくり、そして集客などの勝ちパターンを形成したい方は、引き続きこちらのブログをチェックしてもらったり、またはメルマガなどからも情報を収集してもらえればと思います^^
本日もお読みいただき、ありがとうございました。