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価値観・考え方

月収30万円を安定的に目指すなら、年商3000万円を追いなさい!

白銀の女性の画像

起業相談に乗っていると「まずは月に30万円の収入が欲しい」という声をよく聞きます。

初めに申し上げますが、まったくのゼロから起業をする場合、この数字はかなりハードルが高いと私は思っています。

たとえば、1万円の商品なら毎月30人に売らなくてはいけません。

もしも商品単価が10万円なら毎月3人で良いですが、それだけの信用信頼を起業初期の段階から得るのもまた難しい話です。

そういう意味で、起業初期の人がいきなり月収30万円というのは、ハードルが高いのではと私は考えています。

ですが「じゃあ無理なのか?」 というと、そういうことでは全くありません。

難しいけれど、実現できないわけではない。これが本当のところです。

ですが、例え難しくても実現に向けてあきらめず続けることは並大抵のことではありません。

本日の記事は、そういった「続けること」「実現に向けて進み続けること」を可能とする考え方、心の在り方について書いていこうと思っています。

すべては基準値によって決まる

個人起業家市場ではもっともスタンダードな考え方は「月商7桁」「年商1000万円」を達成することです。

多くの個人でスタートする女性起業家は、この売上目標に向かって頑張ります。これが基準値となります。

ですが一方で、これよりも高い基準値の人もいれば、低い基準値の人もいます。

より高い基準値の起業家

ベンチャー企業を興そうと考える起業家は、個人起業家市場にいる女性起業家よりも基準値は高いです。

例えば私の世代ですと、アメブロに代表されるサイバーエージェントの藤田社長や、元ライブドア社長のホリエモンさんが代表格だと思っています。

女性ですと、現キッズラインの社長であり、元トレンダーズの経沢香保子さんもベンチャー気質溢れる社長さんです。

要は、新しいビジネスによって世の中がひっくり返るほどのインパクトを与えようと考える起業家の方々は、個人起業家市場の起業家よりも基準が高いと言えると思います。

基準値の低い副業家たち

良い悪いの話ではないのですが、たとえば「せどり」や「転売ビジネス」などの副業を始める方や、アフィリエイターの方々は目指す売上目標の目安は、月に1万円~20万円の範囲であることが多いようです。

聞く話によると、そういったビジネステクニックを学びつつも、ちゃんと収益を上げられるようになる人は10%以下で、その人たちですら月に5,000円を稼げたら良い方、という現実が、あるとかないとか。

つまり、月に3万円でも収入があれば嬉しいという考え方になると思いますが、それを考えると「月商7桁」「年商1000万円」を考える女性起業家の方が基準は高いと思います。

なぜ多くの個人起業家は月収30万円に満たないのか?

悩みつつ覚悟を決める女性の画像

では、個人起業家市場で起業を考える方たちの全員が「月商7桁」や「年商1000万円」を達成しているかというと、そういうわけでもありません。

彼ら彼女らも「月に30万円の収入」あたりを最初の目標に掲げますが、それを達成できている人は全体の40%未満かもしれません。

よく1年目の廃業率は6割とか言ったりしますから。

ではなぜ、基準値としては「月商7桁」「年商1000万円」を持っているにもかかわらず、最初の月商30万円すら困難になるのか?

そのあたりをもう少し詳しく見ていきましょう。

もちろん、その解決策にも触れていきます。最低でも月に30万円は欲しいですもんね!

年商1000万円の基準値は低すぎる

ゴール目標として設定している「年商1000万円」がそもそもの原因です。

結論から申し上げると、あなたが起業をしようと考えた時には、意識の上ではせめて年商3000万円とかを本気で考えるぐらいでちょうど良いと私は考えています。

こういうことを言いだすと「私にはムリです」「3000万円なんて夢です」という思い込みから始まり、それが結果として「動けない」「行動できない」という状態を生みます。

究極を言ってしまうと、そのような言い訳が生まれる場合には、目標設定自体をそもそもしない方がいい場合もあります。

私は本当にたくさんの「動けなくなる人」を見てきました。その中でも特に短期間の大きな達成目標を掲げる多くの人は、目標の未達成に終わります。

大きな目標を達成できる人の特徴

基本的に日本人の多くは目標達成が苦手だとされています。

とはいえ、まれに目標達成型の才能を持つ「成果思考」の方々がいます。もしかするとあなたもそのタイプの可能性が無きにしも非ずなので、もう少し読み進めてもらえればと思います。

ニューヨークで個展を開こうと思い1ヶ月前になってようやくサロン探しをスタート。

サロンの決定から2週間で資金を調達し、次の2週間で集客を実践し大成功を収める。

これは、私の好きな『魔法のコンパス』という本に掲載されていた、キンコン西野さんの実際の事例です。

これは本当にワクワクするエキサイティングな内容で、人間の可能性、やればみんなできるという夢があります。

でも、多くの人はこれを求めない方がいいのではと思っています。

『やり抜く力 ─GRIT 』という、ダイヤモンド社から出ている本で、アンジェラ・ダックワースさんという著者の方は、次のような方程式を伝えています。

①才能×努力=スキル

②スキル×努力=達成

日本人は特に、スキルを習得するまでの努力はするけれども、スキルを活かして努力を続けて達成するような、まるで大リーガーのイチローのような行動を取れる人は少ない。そのようなことを思わせる公式です。

この方程式が意味することは、例え才能があったとしても努力をしなければスキルとしては身に付かないし、そのスキルを身につけたとしても、継続する努力がなければ達成は不可能ということです。

つまり目標達成型の「成果思考」の方は、この①と②の両方の方程式をもっている、ということになります。

こういう思考を日頃、当たり前のようにやっている人じゃないと、正直、短期での成果を作り上げることは大変です。

だからこそ、月収30万円という目標があるのであれば、まずは、年商3000万円を意識的に設定し、どういったことを積み上げるべきか、それをイメージすることが大切です。

先に大きすぎる目標を立て、そのために動いていけば、例え年商が3000万円に届かなかったとしても、1000万円には到達するでしょ、という論理です。

これを意識した上で、自分ができる一歩目を設定して動き出すこと。

短期で月商30万円を目指す人よりも、長期で年商3000万円を目指す人の方が、実は先に月商30万円というひとつの目標を早く達成する傾向にあります。

まとめ

ペース配分は守らないこと。いきなり全速力。脳をフル回転させ、自分に暇を与えないことが大切です。

ゴールを遠くに遠くに設定し、小さなハードルは勝手に駆け抜けているような感じ。それが望ましいと私は考えています。

長期プランでもいいから自分が絶対に成し遂げたいことをイメージしてワクワクすること。

小さな目標に留まらず、大きな目標を目指し、達成に向けて全力を注ぐことが大切です。

イメージしたものが手に入るようにこの世はできています。あなたの可能性の枠を広げるのは、あなたの思考です。あなたのイメージなのです。

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ヒロさん
「美意識のある経営と、文化を生み出す起業術」をテーマに活動中。