起業してみたい。だけど…
「私は地方在住で、周りはママ友ばかり。起業したとしても高額商品なんて売れない」。
そんな風に悩んでいませんか?
今日はそんな悩み、問題、もんもんとした不安を解決していきたいと思います。
うまくいかない順番、うまくいく順番
まず絶対にやってはいけないのが「できること × 売り方」の順番です。
この思考プロセスを踏む人は起業初期の人や準備中の人にめちゃくちゃ多いのですが、やってはいけません。
一方、うまくいく考え方というのは「誰のために何ができるか × つながり」の順です。
詳しく見ていきましょう。
「できること × 売り方」がダメな理由
よくあるのが、
「カウンセラーの資格を取りました」「なのでさっそく集客したいと思います。やっぱりブログとSNSからですか?」みたいな思考プロセスです。
これは典型的な「できること × 売り方」の順番になってしまっています。
地方で周りはママ友ばかりで人口も少ない…、みたいな環境下なのでWeb集客に走りたくなる気持ちも分かりますが、これはやるべきことの第一優先ではありません。
「地方在住のママ起業」というシチュエーションの多くは、ビジネスにこれまで携わっていなかったか、子育てをする必要性からビジネスの一線を退いている状況の方が多かったりします。
元々は東京にいたけれど、夫の転勤で地方に来て知り合いもいない、という状況の人も少なくないはずです。
だからこそ「できること × 売り方」という発想になりがちなのですが、その順番で考えてはいけないのです。
「貢献できる× 人脈のつながりがある」を探そう!
そうではなく、まずは「売ること」を保留にして、ブランド作りを行いましょう。
ブランドというのは、提供者と利用者の双方の理解の一致によって生まれます。つまり、実際に買われて利用されない限り、ブランドというのは生まれないということです。
このブランドがない状態で起業したりWeb発信をしても、実はあまり意味がありません。
「私は何もできない人間ですが、どうかこの無難な商品を買ってください」と叫び歩くようなもので、その先に成功は見えてきません。
「地方だからみんな可処分所得が低く、ママ友ばかりで高額商品が売れない」という状況だからこそ、まずは無料でも格安でもいいから、しっかりと喜ばれる商品を作りましょう。
お客様にとって、あなたは最良の投資案件になる必要があります。
それがブランドとなり、口コミの源泉となり、Web発信やPR発信をする時の大きな力になります。
ブランドがある状態をどう定義するか?
まずは大切なのは「ブランドがある」という状態をどう定義するのかです。
ここでは、
- お客様の喜びの声が10件以上ある
- 数字で語れるプロフィールがある
- 自分が良い投資先であると自負できる
この3つを押さえていればOKとします。
喜びの声が10件
あなたに100万円を払えば150万円のリターンがあると思ってもらえるような状態が「喜びの声10件」です。
旅行が分かりやすいと思うのですが、例えば旅行の初心者が10万円で旅をするのと、旅行代理店に10万円を払ってツアーに参加するのでは差があると思います。これがリターンです。
10万円を払って、20万円分の価値を感じられれば、その旅行パッケージはお客様にとってより良い投資案件(リターン)であると言えます。
数字で語れるプロフィール
これまでSNSでうまいなと思ったのが、5年で年商1億を120億にした…とか、2年で年商を2億円にした経営者、みたいなやつです。
それ以外でも、例えば切り絵作品で〇〇賞を受賞、とかもいいですよね。
どうしても難しければ、〇〇歴5年とか、そういうのでも良いかなと思います。
良い商品であるという自負
商品の中身に自信があるかどうか、という話です。
自信がなければ、無料でもいいのでたくさんの人に提供して、自分の商品がお客様にとってのより良い投資案件、リターンであると納得できるまで繰り返していきましょう。
この自負ができあがるまで、きっとあなたが高額はおろか、安い価格であってもお金をいただくことに罪悪感を覚えてしまうかもしれません。
ただし、いつまでも無料での提供だと自信がつきませんので、少しずつ価格を乗せたり、時には思い切って少し高めの料金をいただいて成果にコミットすることも大切です。
ブランドをどのように広げればいいか?
ここで便利なのがインターネット(Web)の存在です。具体的にはブログやSNS、YouTube などのWebサービスです。
多くの人は実績のない段階からWeb発信を考えてしまいますが、起業という考え方でいくのであればそれはちょっと待った、なのです。
Webというのはレバレッジ装置です。
つまりは「てこの原理」なので、実績があるものであればWebで広げれば広げるほど効果的ですが、実績のないそこそこ商品しかなければWebで何を発信しても人々の記憶にも残りませんし、購買も喚起できません。
もしあなたがブログやSNS、動画配信が苦手なのであれば「代行」を依頼しても良いでしょう。
良いものであれば、広がればしっかりと売れます。
また、他の考え方として「ネット上でのコラボ」を検討してみても良いでしょう。
良い企画やネタを探しているブロガーやSNSインフルエンサー、もしくはメルマガリストやLINEなどのフォロワーがたくさんいる人と組むのです。
発信力がある人であればあるほど、実は発信ネタを探していたりするものです。
お互いにwin-win になれる提案であれば、きっと相手がWeb発信に影響力を持つ人であっても協力してくれる可能性があります。
よくあるのは、一緒に撮影した動画コンテンツをお互いのメルマガで発信するとか、そういう類の発想です。
この場合、必ずしもあなたがSNSやブログを頑張る必要はないのです。
おまけ:オンラインサロンを活用する
「オンラインサロン」の広がりも活発です。
などが有名で、世の中にはさまざまなオンラインサロンがあります。
「地方在住 × 周りはママ友ばかり × 高額商品が売れない」という状況の人は、自分が提供しようとしている商品にニーズがあるかどうかを聞く機会すら持てない人も多いと思います。
Web が得意であればSNSなどを使い自力で交流を増やすのも手ですが、そこに苦手意識がある人はオンラインサロンに加入してみるのも手です。
オンラインと言えど、実際のところはオフライン(リアル)での交流が盛んに行われていたりします。
毎月のように様々なイベントがあるので、まずはそういったところへ月に1回でも参加したり、子育て中でどうしても外出できない場合はZOOMやSkype などを使ったオンライン参加ができることが多いです。
よくないのは、いつまでも自分ひとりの頭で作戦会議をすることです。
地方で子育て中であってもできることはあります。「今の自分には何ができるのか?」を冷静に、客観的に見つめてみることも必要です。
まとめ
シンプルにまとめると、「地方在住 × 周りはママ友ばかり」という状況で高額商品を売れる相手がいないのであれば、まずは無料や低価格で商品を売り、ブランド(信頼と実績)を作っていきましょう、ということです。
もし一人もそういう相手がいないのであれば、オンラインサロンなどを使って月に1回の外出や、ネット上でのつながりを作り、商品に対しての意見(フィードバック)をしてくれる相手を作ることです。
そして、自分の商品のブランドが作られたらいよいよ発売です。
ここで始めてWeb発信を活用すると良いですし、もしWebが苦手であれば代行という手もあります。さらにいえば、発信力のある人とのコラボ、という手もあります(発信影響力のある人はオンラインサロンの中にけっこういたりしますよ^^)。
大切なのは、いま置かれている環境下でできる最善最大の行動は何かを考えることです。
短期で稼ぐことよりも長期を見据えて、じっくりしっかりと計画していくことによって、暗いトンネル続きの世界に思えていたこの現実が、明るい未来につながっていることに気づくはずです。
周りの声、たとえば「月商7桁」とか「たった3ヶ月売上100万円」という声を無視し、比較することなく、しっかりと自分に集中しましょう。
自分に集中! これこそが一番の解決策なのです。