個人起業家にとって『ブログ』というのは、自分自身をブランディングしていくための非常に重要なツールです。
特に中小零細企業含め、特に個人は「信用」と「ブランド」が運命の分かれ道。商品に形のない講師コンサル、コーチにとっては切っても切り離せないぐらい重要なものです。
そういう中で『ブログ』というのは、信用とブランドを築く上で非常に役立つツールなのですが、どうしても「書き続けられない」という悩みから挫折してしまう人も多いもの。
今日はそんな人たちのために、ブログを書き続ける秘訣、コツをお伝えしたいと思います。
3年で1000記事以上書いてみて

元々私は、中学時代から大学ノートにライトノベル風のオリジナル小説を書くのが趣味みたいな人間で、大学時代にはHTMLを勉強して、自力でホームページを開設し、WEB上に自分の小説作品をアップしていました。
大学時代から社会人になってしばらくは日記も毎日書いていましたし、海外生活をしていた時にはライター業もしていました。
帰国後も日本の書籍をレビューする記事を送ったりしていましたし、第一次ブログブームの2005年ぐらいにはしっかりとブログも書いていました。(ちなみに2016年から第二次ブログブームが到来しています)。
また、SNS×BLOG の組み合わせによって、単価5万円~30万円のオリジナル商品をコンスタントに売れるようになってからは、文章を使ってキャッシュに変えていく「マネタイズ」の部分も強化されました。
そういった背景を含めながら、私(大崎博之)独自の見解から、ブログを書き続けるための秘訣を書いていこうと思います。
単純に毎日書くと決める
元々はアメブロで記事を書いていたのですが、毎日書くような習慣がちゃんと生まれたのは2016年の途中からだったと思います。
それまで、ヒドイ時には月に7~8記事しか書いていないこともありました。
では、たまにしかブログを書けなかった自分と、毎日継続してブログが書けるようになった自分の、明確な違いはどこだったか?
これは断言しますが、「毎日書く」と自分が決めたからです。
要はすべての優先順位の中で、最上位に「ブログを書く」ということを持ってきた。それだけです。
ちなみに、なぜ私がそう決めたのかというと、個人起業家としてビジネスがうまくいっている人たちは例外なく、毎日1~3記事のブログを書いていた事実を発見したからです。
ヒマな起業家ではなく、忙しい起業家に限って、毎日1~3記事を書いているのです。
中には仕事や育児なども両立しながら、年商1000~3000万円を稼いでいるママさん起業家もその中に含まれています。
それを目の当たりにした時に「やるべきことをやる」というシンプルなことが、いかに難しいかを思い知らされたのです。自分の甘さを痛感した時でもありました。
もちろん、あなたの事業内容によっては「ブログを書く」ということの優先度が高いとは限りません。
ですが、もしあなたが講師コンサル、コーチなどの目に見えない商材を扱っているとしたら、冒頭に申し上げたように「ブランド」と「信用」を築き上げる必要性が絶対的にあるので、欠かしてはいけないルーティーンの1つになるはずです。
こんな記事も以前に書いていますので、参考にしてもらえればと思います。
習慣化のマジック
上記のブログにも、
①文章の構成スタイル
②ターゲティング
③文章の筋肉不足
などの事例を挙げているので、ぜひ参照してもらえればと思います。
ブログの構成(写真+見出し2h+小見出しh3+まとめ)が独自のスタイルとして確立したり、誰に向けて書くのかを日々意識できたり、そして書き続けることで「文章筋力」が付くことは、最低限必要なことだと私は考えています。
ただ、そんなのを毎日意識しながら書くのって大変に感じると思うんですよね。どうですか?
私も最初は「アメブロなら書きやすいのにワードプレスは何か書きにくい…」と嫌煙していました。それが不思議と毎日こちらでも書けるようになったのは、
「毎日書く」と決めて、それを続けることによって「習慣化」ができたことにより解消されました。
自転車や水泳なども同じだと思いますが、動作が体に定着すると、頭を使わずに体を動かすことができるようになります。文章が苦手な人には信じられないかもしれませんが、ブログも同じように「何も考えず」に書けるようになります。
厳密には「誰かに向かって話すように」どんどん指先から文章が紡ぎだされていきます。
毎日書くから毎日書けるようになる、という逆説的なことがここに含まれているのです。
ネタ切れは当然のものとする
もう1つ、1000記事以上のブログ記事を書いてきて思ったのが、ネタ切れは当然起きるし、しかも相当早い段階でそれは起きる、ということです。
じゃあなぜ、ネタが切れてもブログを書き続けられるんですか? ということになりますが、基本的に個人起業家の場合、ブロガーさんたちと違って「同じことを言い続ける」ことに価値があると思うのです。
どういうことかというと、ブロガーさんたちは鮮度の高いネタを取り入れながら、常にアクセスを増やすことで広告収入などを得ていますが、個人起業家の場合は「見込みのお客様」を集めるところに目的があります。
そうすると、ネタを変に増やさなくても、切り口を変えながら「同じことを言い続ける」だけで大丈夫なのです。実際に私も一番たくさん文章が書けるのは、クライアントの方を多く抱えている時です。
日々の実践の中からリアルな顧客の悩みを拾い上げ、自分の中にある知識や知恵を総動員してコンサルティングをするので、意外性のある切り口からの文章が書けたりするんです。
ですが、それでも全体を通して伝えたいことは同じです。単純に、一度言うだけでは伝わらないので、何度も言い続ける。それだけです。
ワードプレスならではの事情

ここまではブログを書き続ける上での考え方、マインドセットについて書いてきました。
ここからはWordPress(ワードプレス)でブログを書くからこそ気をつけたい事情を交えて、ブログを書き続ける上で押さえておきたいポイントをお伝えしたいと思います。
ブログのSNS化はNG
特にアメブロユーザーに多いのが、ブログのSNS化です。具体的には、今日仕事であったことや、セミナーに参加した際のレポート記事、もしくは紹介記事などなど。
よく考えてみればFacebookなどのSNSでやればいいことをブログに書いてしまうケースです。
ワードプレスの特徴の1つは「検索(SEO)に強い」という部分です。その特徴を活かすことで、これまで頻繁にSNSやブログを更新しなければアクセスを集められなかったのが、
良質なコンテンツがしっかりと揃うことで、何もしなくても検索からのアクセスが増える、ということが期待できるのです。そういった集客効果を狙うのであれば、従来のようにブログをSNS化させるのはもったいないと思うのです。
それだったら、無料のブログサービス利用で十分事足りるはずです。詳しくはこちらの記事にも書いたので、合わせて読んでみてくださいね!
個人起業家にとってのメイン集客法 │ インバウンドマーケティング・コンテンツマーケティング
イイね!の禁断症状
SNSには中毒症状があることが知られていますが、その1つが「イイね!中毒」による禁断症状です。笑
どんな症状かというと「イイね!」の指標がないがために、誰にも読まれていないような錯覚や、孤独にひとり黙々と、中々成果につながらない記事更新を続けることに苦痛を感じ、ブログを辞めてしまうという症状です。
ブログは書けないけれどFacebookやTwitterなら書けるという人に見られる傾向の1つに、反応があるから楽しく続けられる、というものがあります。
しかし、ワードプレスではそのあたりを期待できません。もちろんSNSのシェア数などを表示されることはできるのですが、SNSほどのソーシャルな交流は起きにくいのが実際のところです。
むしろそれを求めるならSNSをやっておけよという話で、それこそアメブロを使っていた方が、継続という意味では有効でしょう。
ですがそれは、あくまで禁断症状です。むしろ「イイね!依存」から抜けられることを考えると、正常なリハビリ活動のように捉えることもできるかもしれません。
完ぺき主義になりがち
レンタルサーバーやドメインを有料で購入することになるので、そこで意識が「義務感」で満たされてしまうのかもしれません。
実はWordPressというのはブログソフトでしかないので、独自のURLや、そのワードプレスを管理運用するためのサーバーというものを有料で借りなければならないのです。
これまで無料ブログサービスで記事を書く時には「スマホからポチポチ~」と書いていたのが、今度はパソコンに向かって、しっかりと検索につながるキーワードを意識しながら書くので、続けることが難しくなるのかもしれません。
ですが、なにごとも「続ける」という意味では「完ぺき主義」は大敵です。これまでと違って無料ではないし、意識しなければいけないところは意識するとなると急に書けなくなる人もいますが、
まずは「うまく書く」ことよりも「習慣化」が先です。
ビジネスもそうですが、完ぺきなやり方を続ける、ということを最初から同時にはできません。正しい順番としては「やり方が間違っていたとしても習慣を優先する」。そして「習慣化ができてから正しいやり方に修正する」の方が前進します。
完ぺきな正しいやり方にこだわると、最初の一歩すら踏めずに終わってしまうのですから。
ワードプレスでブログを書き続ける秘訣

私も最初は本当に「アメブロなら書けるのに、ワードプレスになった瞬間書けない…」という悩みを半年ほど抱えていました。
悩むというか、放置してたんですよね。笑
でもそれが急に毎日書けるようになった。そのキッカケ、書き続ける秘訣やコツ、お伝えしていこうと思います。
あんちゃさんとの出会い
ワードプレスをきっちり運用している人って、2016年ぐらいの頃って個人起業家(講師コンサル、コーチ系)ではまだまだ少なくて、なんとなくアメブロの延長で使っているって印象だったんです。
そんぐらいのもんなら別にアメブロでいいんじゃないかって思ってました。
でもよくよくインターネットの世界を探ってみると『ブロガー』と呼ばれる人たちはWordPressを上手に使っている人が多かったんです。その時に出会った一人が「あんちゃさん」でした。
彼女は実はWordPressではなく「はてなブログ」のPro版を使っているようなのですが、ブログに対しての在り方がすごく勉強になって「こういう使い方ならワードプレスでやる価値がある!」って思えたんです。
ブロガーから得たヒント
個人起業家と違って、ブログだけで収益を立てているだけあって、その本気度が違いました。
・キャラクターの打ち出し
・ブランディングされたブログ
・SNSでの交流頻度
・使用画像の工夫
・検索で読まれるSEO対策
・記事の工夫の仕方
・記事タイトルへの渾身具合
それらすべてが、ハッキリ言って個人起業家の比じゃありませんでした。さすが月間で30万~100万PVを毎月たたき出している人たちです。
そこから私が得たヒントは「本気でブログをやることで、ビジネスの感覚や思考法まで養うことができる」ということ。
1日2~3時間、本気でブログと向き合う時間を作ることによって、プロとしての起業家意識が養えるだけでなく、信用やブランディングまでもが成され、さらには集客の土台も構築される…。
そう、WordPress(ワードプレス)に力を注ぐことのメリットが、デメリットをはるかに上回ったんです!
絶対にPVは伸びる
ブロガーの人たちを見ていると、もちろんうまくいっている人たちの部類だとは思いますが、月間で少なくとも3万~5万PVはあったりするんですね。もちろんもっとうまくいっている人たちは30万~100万PV、それ以上ですが。
とはいえ、個人起業家の場合は月間で3万~5万PVがあれば、余裕で年商1000万~3000万円は確定すると思うんです。私のアメブロなんて平均して月間1万PVぐらいなもんでしたから。
で、たくさんのWodPress(ワードプレス)を運用している人たちの記事を見ていたら「PVは絶対に伸びる」と皆さん断言してるんですね。
適切なやり方で、まずは100記事を3ヶ月で。それから200記事、300記事と増やせば、絶対にPVは上がる!!と。
…だとしたら、やらない手はないわけです。特に私のようなオンライン起業家にとってはメリットしかない。
SNSで応援される!
個人起業家(講師コンサル、コーチ)の場合ですと、SNS(特にFacebook)を上手に運用している人が多いと思います。少なくとも一般の人から比べれば、はるかに上手なはず。
ということは、別に記事をWordPress(ワードプレス)に書いてもアクセスはけっこう初期の段階から集められると思うんです。アメブロ重視だった人も、メインブログを移行している旨を伝えれば、読者の移行ができると思います。
本当にWordPressは陸の孤島で、最初はまったく検索で見つけてもらえませんが、SNSで交流のある方々に読んでもらって、SNS上でコメントやイイね!をもらったりすれば励みになります。
イイね!やコメントが少なくても、アクセス解析をすればけっこうみんなブログへのリンクをクリックして見に来てくれていることが分かります。それは大きな励みです。
WordPressでブログを書くのであれば、絶対に最初にSNSアカウントをある程度育てておくことをお勧めします♪
所有意識を高める
無料ブログサービスと違って、WordPress(ワードプレス)は、正真正銘、あなたの財産になります。
どんどんお金を生み出す資産に成り得るので、業界では「資産メディア」という呼び方もあるぐらいです。
自分だけの箱庭、自分だけの宝物。そういう意識でブログを愛でることは、WordPressで記事を書き始める場合にはけっこう大事だと私は思っています。笑
だからこそ、せっかくカスタマイズ性が高いことがウリのWordPressなので、多少のお金をかけてでも自分だけのオリジナルコンテンツとしてブログをカスタマイズすることを私はお勧めします!
10,000円~20,000円もあれば、有料のテーマテンプレートを購入し、バナーなども揃えることができます。
プラグインと呼ばれる、スマホアプリのような拡張機能を使うことで、機能に関しては無料でほぼ無限にカスタマイズできますので、そのあたりも進めていくと良いでしょう。
そして今後は、あなたの書く1記事1記事が、WordPressの血となり肉となり、大きくすくすくと育ちアクセスを集めてくれる、そして時にはSNS上で急激にシェアされて拡散されるような、愛しい「資産メディア」となるのです!
こんな風に考えていくと、急激にワードプレスでブログ記事を書くことが楽しみになりませんか!? 笑
まとめ

読者に愛されるWordPressブログに育てるため、まずは自分が自分のブログを愛する。
それがワードプレスブログを書き続けるために、一番大事な要素なんじゃないかと思っています。
もちろんこれがオタク的な趣味で終わってしまっては意味がありませんが、大手企業でも取り入れるWordPressですし、ブロガーさんたちもしっかりと何十万というアクセス(PV)を集めている媒体です。
つまり、成果につながることが実証されているメディアなのです。
後は何度も言いますように、個人起業家の場合は「同じことを何度も伝える」というスタンスで良いと思っています。

ただしSEO的、Googleの評価基準としては、同じ内容の記事が複数あることは望ましくはないので、まずは10テーマをそれぞれ10個ずつ細分化した100記事をキーワードを意識しながら書くと良いと思います。
そうしてある程度、検索で見つけてもらえるようになったら、今度は「コラム」のようなテーマを設けて、自分の主義主張を伝えながらブランディングを図っていく。それが大事かなと思います。
私たち個人起業家は、あくまで大手企業でなければ、ブロガーでもありません。
ブログというコンテンツを主軸に置きながら、自分たちのオリジナル商品でスモールビジネスを展開する「起業家」であることを忘れてはいけません。
そのあたりのバランスを取りながら、個人起業家としてWordPressを育てることは、今後の個人起業家市場を生き抜く上では必要不可欠な要素になるんじゃないかなって、私は考えています。
何か拾えることがあれば、幸いです。
