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価値観・考え方

セミナーとコンサルの違いとは何か?

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セミナーとコンサルティングって一体なにが違うの? そんな素朴な疑問を持ち、おそらくこのサイトをご覧になっているのだと思います。

実はセミナーにもいくつか種類があり、同様にコンサルと一言によっても様々な役割があります。

今日はそんな疑問を紐解いていきましょう。

セミナーの役割とは何か?

基本的なスタイルとして、講師1人に対し、複数の受講生がいる学校の授業のような形式を取ることが多いセミナー。

少人数と謳われている場合には受講生がおよそ4名~10名程度で行われるものが多く、通常は10~40名ぐらいまでの規模がセミナーのイメージではないかと思います。

その人数を超えて100名~1000名のようになると講演会の規模になってしまいます。

ではそのセミナーの役割とは何なんでしょうか? 大きく分けて2種類あります。

説明会や体験会要素のあるセミナー

無料~5,000円ぐらいまでのセミナーですと、一般的には本命商品の紹介を行う意味合いで行われることが多いです。

つまり主催者側の目的としては、セミナー後の連続講座(コース)へのご案内や、もしくは物販、会員制度のご案内をするために行うもので、セミナー内では本命商品の一部を伝える形になります。

受講生側の目的としては、どんなことを教えている会社や講師なのかを見定める場合でもあり、新たな情報収集の場として活用することがほとんどかと思われます。

1dayで成果を出すためのセミナー

すでに本商品の位置づけとして行われる、やや金額が高めのセミナーがあります。

相場的には、1万円~5万円程度の1dayセミナーという形式で、ひとつのテーマや目的に合わせて深く濃い情報を提供し、受講生の方に成果を出してもらうことが目的です。

テキストのボリュームやワークの量も多く、実践的なのが一般的な特徴です。

コンサルの役割は何か?

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今は都内を中心にたくさんのコンサルタントが、カフェやホテルラウンジ、会議室やSkypeなどの音声サービスを使ってコンサルティングサービスを提供しています。

顧客の相談に乗ることが仕事で、専門知識や技術によって問題解決をする存在です。

ここでは代表的なコンサルタントの役割をいくつかご紹介します。

完全個別化されたサポート

セミナーが複数の受講生に対し一般論を伝えるのに対し、コンサルタントは目の前のクライアントのために完全個別化されたオーダーメイドのサポートをしてくれます。

基本的な立場としては「支援者」の位置づけですので、クライアントの悩みや問題をヒアリングし、その解決案を提示します。

時には経営データの分析結果から、今やるべきことを導き伝えてくれます。

特化した専門分野を持っている

これはセミナー講師にも言えることですが、コンサルタントはそれぞれ得意な領域が異なります。

あくまで個人に対しサービス提供を行うコンサルタントという前提で話を進めていますが、考え方としては法人対応のコンサルタントでも同じです。

ブランディングに強い人、オペレーション改善に強い人、売上や単価アップに強い人、集客に強い人、オンラインに強い人、セールスに強い人…挙げればキリがないほど大勢存在します。

顧問契約を結ぶ形態が多い

長期に渡り経営者や起業家の方と二人三脚で進むため、最低でも半年~1年の顧問契約を結び、月に1回か2回の訪問や、対面でのコンサルティングを実施します。

よく代行してくれる人だと勘違いする人がいますが、あくまでアイデアやプランを実行するのは依頼したクライアント側です。

コンサルタントは、クライアントに対し最適な答えを用意し、道筋を明らかにするところまでをサポートします。

セミナーとコンサルの違いは?

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一番大きな違いは、自分がどんな行動すべきかを【自力】で考えるのがセミナーと言えるかもしれません。

多少の質疑応答の時間があったとしても、全員に対し個別化した回答をするのは不可能です。あるテーマや目的に合わせて受講し、自分なりの気付きと発見を元に行動することが必要です。

一方でコンサルタントを雇うということは、自分がいま何をすべきかをクライアントに対し具体的かつ明確に提示し、行動を促してくれます。当然より成果が出やすいのは個別でコンサルティングを受けること、となります。

グルコンや経営塾は何がどう違うの?

セミナーの様子

グループコンサルティングという、2~6名程度で行われる、集団形式のコンサルティング手法と、4~20名程度ぐらいまでの範囲で行われる経営塾(または起業塾)というものがあります。

ここもまた迷いやすいところなのでご説明します。

グループコンサルティングとは?

クライアント側からすると、1:1の個別コンサルとは違い、何名かの人間と一緒の場で問題解決をしてもらう場になります。

グループ受講なので、個別コンサルティングより価格が安くなるに加え、ほかの人の悩みや課題を共有し、その解決策を聞くことで知識や見識の幅が広がるというメリットがあります。

デメリットとしては、やはり時間的に短くなりやすいので複雑に絡み合った難しい問題を抱えている際には向いていません。

経営塾(起業塾)とは?

3ヶ月~1年という、比較的長い期間のサポートをグループで学んでいく形式です。

グループコンサルティングは一人ひとりの悩みや問題に向き合うため、テーマやテキスト、カリキュラムが存在しないことが多いもの。

ですが経営塾(起業塾)になるとコンセプトは明確で、その内容に合わせてカリキュラムを進めることが多いのが特徴です。

講師によるセミナーとグループコンサル、そして個別コンサルのすべてをミックスしたものが塾形式のスタイルになりますので、比較的価格も高額化しやすいのが特徴です。

一般的には最低でも10万円は超えているのが相場で、平均でも30~120万円はかかる場合がほとんどです。イメージとしては、ビジネスの専門学校に通うようなものを描いてもらえればと思います。

よくある経営塾のスタイルは、月1回のセミナーが全部で3回程度で、グループコンサルや個別コンサルなどのサポートをしながら、受講生の成果に向かっての支援を推進します。

コンサル契約と経営塾通い、売上が上がるのはどっち?

カフェとカメラの画像

基本的にはどちらでも売上という成果を作ることは可能です。

ただし、私(大崎)の個人的な見解で申し上げますと、売上アップであれば塾形式のものへ参加することをお勧めします。

やはり一番大きいのは「仲間」の存在です。

コンサルタントとクライアントの関係では仲間からの応援やモチベーションに欠けるという事実はあります。

さらに期間も限定されるので、必然的に追い込まれた環境で行動ができるのもポイントです。

自分は「仲間」がいた方が良いのか、それとも「やるべきこと」さえ見つかれば愚直に行動できるのか。

そのあたりを自己分析した上でコンサルかセミナーの受講を決めると良いと思います。

大崎(私)はこう考える

大崎博之の画像

そしてこれは完全に個人的な考え方ですが、短期で売上を伸ばしたいのであれば経営塾や起業塾に通うことをお勧めします。

これまでに持つことの無かった考え方を得て、仲間の存在がモチベーションになり、3ヵ月や半年という期間で追い込まれる状況は、ビジネスでいうところの売上という成果を得るためには「経営塾」がお勧めです。

また、コミュニティの力や、有名講師のブランドネームを活用できるという裏ワザも使えますしね!

一方で、売上よりも「ビジネスの幅を広げたい」「自分だけの視野のままでは限界がある」というように感じる場合には、コンサルタントを雇うのは一つの手だと思っています。

コンサルタントを雇うということは、専門的な脳みそを持つ人の力を借りる、ということです。

同時に、長期的に成長や変革を行う場合もコンサルタントと信用信頼の関係を結び、1年、3年、5年と長いお付き合いをしていくことも大切な関わり合い方の一つと思います。

短期的なかかわりで良ければ、起業塾や経営塾で十分です。

まとめ

オシャレなノートグッズの画像

現在は、コンサルタントが集客の目的でセミナーを開く場合がほとんどなので、基本的には高額な商品やコース、パッケージ、物販、会員制度のご案内があると思って参加すると良いでしょう。

いまどき商品を売り込んでくる人はそう多くはないでしょうから、例え説明や体験の要素が強いセミナーだとしても十分に得るものがあると思います。

一方で、長期的に関わり合いを持ちながら、売上アップというよりも、自分の事業をさらに伸ばし、世の中に展開していきたい人は個別でコンサルティング契約を結ぶことが大切かなと感じます。

そういう意味では、単発で2~3時間のセミナーを渡り歩くだけでは優良な知識や情報が手に入るとは思えませんし、本気で成果を狙うのであれば経営塾や起業塾を検討すべきです。

ただし、それらに通ったからといって成果が出るのではなく、行動して成果を出すのは自分自身です。

基本的な考え方として、塾やコンサルに頼らずにお金を稼ぐビジネスセンスは、そもそも必要です。

そして、自己流のやり方の限界を感じた時に初めて他人の脳みそを借りる、つまり経営塾に通ったりコンサルタントを雇う、ということをするのが本来的な使い方かなと私は考えます。

ここでいうセンスとは、自分で本やブログ、グーグル検索で情報を集め、効果的な方法を採用し実行する力です。

もしそういう努力すらしていない状況であれば、まずは他にもやることがあるかもしれません。よく考えてみてくださいね!

ABOUT ME
ヒロさん
「美意識のある経営と、文化を生み出す起業術」をテーマに活動中。法人向けnoteオウンドメディア研究家。
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