『個の時代』に求められる本当に必要なスキルとは?

      2017/12/28

個人が稼ぐ時代の少女

The following two tabs change content below.
大崎 博之
1981年10月24日生まれ。ReBrand:CAMP 代表。スモールビジネスで講師をしている方へwebコンサルティングを行っています。過去2年で指導した女性起業家の数は900名を超える。

つい先日、私はこんな記事を書きました。

ネットビジネスに飽きた私たちはどこへ向かうのか?

SNSで発信力を持つ人たちはインフルエンサーと呼ばれ、個人の力で稼ぐことが可能になりました。それは動画配信を扱うユーチューバーにしても同じです。

同じく形は違えど、インターネットというインフラが整備された今、PCとスマホを持っていれば、講師・コンサル・コーチ・セラピストと呼ばれる人たちはネットビジネスを介して収益を上げることができるようになりました。

クラウドソーシングの仕組みが発達した今、デザイナーやライター、エンジニアという職業スキルを持っている人たちもまた個人で稼ぐ力を手にした人たちと言えるでしょう。


 

個人での信用を持つ人間は、campfire に代表されるクラウドファンディングや、個人株のようなvalue などのサービスの台頭によって、やりたいことを実現させるための資金調達もできるようになりました。

一億総クリエイター時代と呼ばれるようになったのもそのためです。

ところでコレ、何だか昔、学校の歴史の授業で習った何かに似ている気がしませんか?

「時代は繰り返す」

 

産業革命によって、個人の活躍が奪われた11世紀後半の西洋諸国のようだと私には思えてなりません。

『個の時代』が始まったと言われるようになりましたが、実はもう ”終わりへのカウントダウン” が始まっているに等しい、というのが実感値です。

これからの『個の時代』に求められるスキルとは、一体どういうものなのでしょうか? その考察をこちらの記事で行っていきたいと思います。

 

産業革命以前のお話

産業革命以前のストーリー

かつて工業の歩みは3種類に分類されていたと言われています。

  • 家内制手工業
  • 問屋制手工業

学校の授業で習ったことがあるような単語だと思いませんか?

『家内制手工業』というのは、農家が原材料や道具を仕入れ、生産、販売などを行う生産様式です。

なんだか、専門店で生地を購入して作品をミシンで作り、それをメルカリで販売するようなイメージかなと思います。

『問屋制手工業』というのは、問屋が原材料や道具を農家に貸し付け、家内において手作業で行われる生産様式。いわゆる内職です。

これを今に例えるのなら、在宅ワークそのものですよね。

扱うものが現代では、ライターやデザイナー、エンジニアの方々が扱うIT分野が占めてきているというだけで、中身の本質は同じです。

ほらほら。

なんだか今の私たちが『個の時代』と言って叫んでいるやり方って、なんだかずいぶんと昔、産業革命以前にも存在していたように思えてきませんか?

 

3つ目の生産様式とは?

牧場の女性と馬の画像

手工業による生産様式の3つ目、それは…

『工場制手工業(マニュファクチュア)』と呼ばれるものです。

資本家が労働者を一か所(工場)に集めて、分業による協業を採り入れたやり方です。

『個』の働き方ではなく、『協業』での働き方です。

これを今の時代、これからの時代に当てはめて考えたとき、一見すると会社組織での働き方のようにも見えますが、一方でまた別の働き方のようにも見えてきます。

そう。

ダニエル・ピンクが提唱する『フリーエージェント社会の到来』を思い出しませんか?

簡単に言うと、組織にとらわれない働き方をする人たちの総称です。

DIAMOND online への寄稿記事でダニエル・ピンクは次のように語っています。

 

新しいチャンスを見つけ、人的ネットワークを築き、能力を磨いていかなくてはなりません。いまや、どこで働いているかに関係なく、誰もがフリーエージェントなのです。フリーエージェント経済の最も大きな特徴は、「才能ある人は組織を必要としなくても、組織のほうが才能ある人を必要とする」という点です。

『DIAMOND online』より引用:いまやどこで働いているかに関係なく誰もがフリーエージェントだ

 

終身雇用が崩れ、会社組織への忠誠心が失われた代わりに、個人で取引するお客様への忠誠や、チームメンバー・仲間への忠誠、そして、家族への忠誠などが誕生しています。

自分の時間、そして家族や仲間との時間を大切にする人が増えてきていますよね。

『個の時代』から『協業の時代』、つまりマニュファクチュアの働き方で必要な視点は2つあります。

  • エキスパートとしての個人
  • 協業をマネジメントする個人

という2つです。


 

協会や資格取得のブームが去り、インターネットを使った個人起業やフリーランスのブームが去り、私たちが次に迎えるものは何でしょうか。

世間では、ある意味で一億総クリエイターならぬ、一億総フリーランサー時代を見越して『ウェブデザイン』や『プログラミング』を学べるスクールが増えています。

そんな中で考えられることは、

1つにはエキスパートとして、さらに専門技能や複数の肩書きを掛け合わせていく『超・クリエイター』『超・フリーエージェント』としての道。

そしてもう1つには、それらのエキスパートをプロジェクト単位でまとめ上げマネジメントしていく『起業家』『マネージャー』の道があるのかなと感じています。

 

働き方改革は「残酷な仕組み」

働き方改革と女性の画像

『個の時代』の動き方はすでに社会へ普及し始めています。

そんな中、サイボウズ式さんが書かれたこちらの記事はご存じでしょうか?

自由や自立を求めるのって、実は残酷なんです──為末大×青野慶久「個人の時代への備え」

この記事の中では、こういった面白い考察も書かれています。

 

選手が自分の頭で考え始めると、だいたい2〜3年はスランプになるものなんです。この時期がポイントで、超一流の選手になるにはここを乗り越えるしかない。でも、ニ流、あるいは1.5流くらいでいいなら、実は変に考えさせない方がよかったりする

 

これまでの年功序列、終身雇用の時代というのは、1.5流の人間を量産していた時代であり、これからは超一流を個々が目指していく時代。そのためにも2~3年はスランプを経験せよ、みたいな。笑

なのでここでいう超一流というのはある意味で、

  • 超一流のクリエイター
  • 超一流のフリーエージェント
  • 超一流のスタートアップ起業家

というような人たちを指すのかなと思ってます。

そういった部分を目指せない人たちは今後、逆に淘汰されていくんじゃないかって。そんな風にも私は考えています。

 

さいごに

ビューティフル・レッドガール

個人が活躍する時代、個人でも稼げる時代。それは本当でしょうか?

ヤフオクやメルカリで個人が C to C で稼げるようになっても、そこにはすぐに業者が入り込み大量の出品を投下します。

ブロガーがアフィリエイトで稼げるようになれば、すぐにそこにはライターを大量に抱える企業が参入して、あっという間にSEOをかっさらっていきます。

商店街の八百屋や魚屋がもうかっても、スーパーやショッピングモールが参入してきます。

先の事例にもあったように、手工業が全盛の時代も産業革命後には『工場』の参入によって『個』の立場は奪われていきました。


 

『個の時代』に求められる本当に必要なスキルとは?

改めて今日の記事タイトルを振り返ったとき、本当に『個のスキル』を高め続けていくことだけがこれからの時代を生き抜くための手段なのかどうか、疑問が残ると思います。

働く個人と個人が結びつくネットワーク。

facebookやLinkedInに代表される米系プラットフォームは今後、益々『個の時代』を促進させると思います。

と同時に、個人の枠を超えたつながりで生まれる『コミュニティ』や『チーム』で動けるネットワークやコミュニケーションが必須の時代のようにも思えます。

個の時代だからこそ、個の力に依存してはいけない。

個の力を発揮するための『人的ネットワーク』の形成スキルや、その土台となる『コミュニケーション』のスキル、

そして自分のあり方を内観して見つめられる『自己マネジメント』などが、これからの『個の時代』を生き抜くための本当に重要なスキルになるのではないか。

私はそのように考えています。

 

 

 

無料メール講座のご案内

起業2年目の本質WEBライティング! 
7日間のビジネスメール講座

■PCからの登録はコチラ
https://24auto.biz/startup/touroku/entryform6.htm

■スマホからの登録はコチラ
https://24auto.biz/startup/touroku/sp/entryform6.htm

 

 - 5次元ビジネス ,