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社会貢献とビジネスを両立させる起業の仕方 │ 個人でもできることがある!

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最初にひとつ質問させてください。

あなたはこれまで、何かひとつの分野に没頭して専門知識を追及してきたことはありませんか?

そしてその研究分野の内容を世の中に広く伝えて、少しでも社会に役立つ貢献ができたら…。

そのように考えたことはありませんか?

私もこれまで、そのような熱い想いを持った方々の起業の相談に乗ってきましたが、やはり事業プランによってはボランティア要素の強いものや、収益構造が成り立たないことが多くありました。

しかし今回、たとえ個人であっても「社会貢献とビジネス」の両立ができる方法、手段が分かってきましたのでお伝えしたいと思います。

新しい社会貢献型ビジネス

インターネットの発達、SNSの流行により、個人で起業することのハードルはすごく下がりました。

一方で、その手段はどれも画一的であり、例えばSNSで顔出しをして認知度を上げたり、集客力の有名セミナー講師のコミュニティに入り、その中で売り買いを行うというものに終始していました。

そういった中で「もっと違う方法はないだろうか?」と模索する人たちも一方で増えてきました。

ビジネスを始めるためには、商品開発、認知活動、集客、販売、サービス提供、フォローというような基本的な流れがあります。

今日は、SNSに依存するようなビジネス以外の方法として、こういう方法もある、というご提案をさせてください。

商品開発

もしあなたが、何かしらの専門分野に精通しているのなら、十分にそれが商品となります。

私はこれまで多くの起業支援をしてきましたが、その中でも「医療」「教育」「食」「健康」「心理学」というようなテーマで専門性を追求している人たちを多く見てきました。

中には伝統文化、星空研究、占術、というような分野に精通している方もいらっしゃいました。

それらの知識を求めている人たちからすると、あなたの話す言葉のすべては「商品」「サービス」になります。

認知活動

もしも講演活動、商業出版、マスメディアなどをすぐに利用できるならば利用したい。

すでに専門分野を持っている人の中にはそう考える人も少なくないと思います。または、まずは地域の人たちに貢献できるようにと「施設」の建設と運営を考えている人も多くいます。

ですがやはりどれも事業資金などが多くかかる見込みがあることから、すぐに動き出せる人がいないのも事実。

そこで、コストを抑えながらも認知を広げるプロモーションをするためには、やはりインターネットの存在は不可欠です。

その中でもSNSによる拡散やシェアの仕組みはかなり有効活用できます。ですが大事なのは「何」を広めるのか? という部分です。

つまり、「実績」や「コンテンツ」が先、ということです。

そこで、メディア受けしそうなイベントなどを企画するのも一つですが、地道なコンテンツをウェブ上に作り上げることもまた取り組みとして考える価値があると思っています。

求めるお客様がいれば、そこで「検索」というアクションが推測できます。

もしあなたが研究分野のアウトプットを、ご自身のウェブサイトやワードプレスなどのブログで公開していれば、SNSを含め、各種メディアでの拡散が期待できるほか、検索からもその情報を求める人たちが集まってきます。

集客

多大な資金をかけなくても、まずはウェブ上の仕組みを使いながら、お問合せなどを含め、顧客との交流が生まれているかもしれません。

認知のためのコンテンツ開発と拡散、検索(SEO)対策をしっかりと進めることで、あなたの情報発信に共感している人たちがすでに集まっていることでしょう。

もしここでメディア向けに実績を作る必要があるのであれば、ウェブ上からの情報発信に加え、クラウドファンディングなどを使って資金を集め、社会性のある、貢献度の高いイベントを開催することもできます。

すでに情報発信の「核」を持っていれば、イベントを行うにしても集客のやりようがあります。

販売・サービス提供

あなたの専門知識を求めている人は必ずいます。

いま世の中は、例えばお年寄りのお話をていねいに聞く、というだけでもビジネス化できるような時代ですから、個々人の持つ専門知識には必ず価値があります。

ただそれをマネタイズする能力、つまり、価値をお金に換えるビジネススキルがないために頓挫してしまうわけです。

ですがそれを「講師」「先生業」として伝えることができればそれは商品になりますし、メールのやりとりをして問題解決や知識提供をするだけでも商品として成り立ちます。

このあたりを設計しておくことでビジネスとして収益が回り、実績が生まれ始めます。

PRのスタート

コンテンツと実績があれば、いよいよ当初に計画していた【出版】や【雑誌メディア】への露出なども可能性が見えてきます。

やはり何かを拡散されるためには、信用信頼できるコンテンツと、メディアが興味を持つような実績が必要です。それらが揃えば、あとは戦略的にPRの部分をスタートできます。

PRに成功していくことで【講演会】や【マスメディア】というような手段を使っての訴求も見えてきます。

大学などから、あなたの専門知識を活かした講義をして欲しいという依頼もあるかもしれませんよね!

ベンチャーの発想を用いる

短期間に社会にインパクトを与えるような、急速に成長する勢いがある会社を【ベンチャー企業】と呼びます。

かつて、ホリエモンさんの率いるライブドアや、藤田晋社長のサイバーエージェントがアメブロを仕掛けるなど、当時のITベンチャーの勢いはとても力強いものでした。

同時期、女性で最年少上場を果たした、経沢香保子さんのトレンダーズも勢いがあり、社会に影響を与えました。現在は別会社を立ち上げ、社会貢献のためにベビーシッターの派遣事業を始めていますね。

こうしたベンチャー企業の発想として、ある2つの考え方は社会貢献事業の立ち上げにも役立ちます。

ビジョンで資金を借りる

ISAKの小林りんさんという方を私は尊敬していて、大きなビジョンを描き、その原型となるイベントを小規模で開催し、その実績と構想を元に大きな資金サポートを大企業から投資していただき、軽井沢にあのインターナショナルスクールを立ち上げました。

Website: ISAKは長野県軽井沢町の全寮制国際高等学校です

赤字でも融資を受け続ける

今では誰もが知る大企業となったAmazonも、最初は赤字続きの事業だったと言われています。

それでも確かな構想とビジョンがあったからこそ事業に対しての融資が続き、ある時期からは黒字化させていきます。

「お金がなければ借りればいい」

というのは安易な発想ではありますが、そこは問題ではありません。

お金を貸してくれるような人が現れないようなビジョンや構想を持っていることの方がよっぽど問題になってきます。

あなたのビジョンや構想をプレゼンテーションすることで誰もが納得するためにはやはり、ビジョンや構想の他に【コンテンツ】と【実績】は必要になってくると思うのです。

法人契約を結ぶ

社会貢献事業のための運転資金は、個人での活動の中ではどうしても集めるのが難しいこともあると思います。

広く大きく世の中とかかわるためには資金が必要。小さく始めようとすると収益が赤字になる。。

この時に「法人契約」という視点は、収益性も高く、しかもそこで稼いだお金を社会貢献に回せるだけの余裕も生まれてきます。

専門家としての「あなた」にできて、大手企業などの「メーカー」ができないこと、苦手なことは何でしょうか。そのあたりにヒントはあります。

すべては「需要」と「供給」のマッチングで取引は行われます。

まとめ

社会貢献という「利他の精神」と、その活動を通して自分もやりがいを感じたいという、自分を満足させることの両立。

それを叶えた「ポカリスエット」のお話は、「社会貢献 ビジネス」というようなキーワードで検索して見つけた方も多いのではないかと思います。

インドネシアで爆発的に売れている「ポカリスエット」は、熱中症やデング熱への予防という観点からの訴求と、ラマダンの断食のあと、最初に口にするものとして推奨されたこともあって、現地で人気の商品となっているようです。

こういった、世の中の役に立つ商品は、就職活動の際にも学生たちの目の色が変わるポイントの1つだそう。

就職活動のタイミングであればこういった大手企業の中での動きもできるかもしれませんが、社会に出てから「社会貢献」に思い至った場合、個人から始めなくてはいけない状況もあると思います。

その時に、自分の理念や心情を大切にしながら、せめて自分や家族の生活を守るための生活費は稼げるぐらいの収益を得ながら、着実に「コンテンツ」と「実績」を貯めていくことが、その後のジャンプアップに不可欠なのではと考えます。

まずは小さな一歩、踏み出してみましょうね!

ABOUT ME
ヒロさん
「美意識のある経営と、文化を生み出す起業術」をテーマに活動中。法人向けnoteオウンドメディア研究家。
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