講座ビジネスはまるでアメリカの大学方式です
私は「書く」「話す」という才能がある方に対し、講師の育成をしているプロデューサーです。
何がなんでも「講師」になりたいという熱意ある方も受け入れています。そんな中、ある人が、
コンサルタントは知識差ビジネスです。
と言っていました。
今にして思えばそんなことは全然ないし、むしろありえない。知識差だけでコンサルタントをやったら間違いなくケガをします。
じゃあ、講座ビジネスはどうなのか?という話なのですが、これもさすがに知識差だけではまかなえない仕事ではありますが、
踏むステップは容易である、とは言えるかもしれません。
講座ビジネスは始めるのは簡単。だけどそこから売れていくためにはかなりの努力が必要。入学するのは簡単だけど卒業が難しい、アメリカの大学システムのようなものです。
では、そんな講座ビジネスを展開していくためには、具体的にどんなステップがあるのかを見ていきたいと思います。
まずは得意分野を発信することから始める

けっこう間違えがちなのですが、「自分が好きなこと」とはちょっと違う、ということです。
よくあるのが宇宙の法則や引き寄せの法則が好きだから、それをブログにするという…。
文章を書くのが苦手な人が練習でそれをするのであれば良いと思いますが、ビジネスとしてやっていく場合はNGです。
なぜなら、「好き」のレベルでは、講座やセミナーというコンテンツに仕立てることが難しいからです。
あくまで専門知識として、誰かに伝えるだけの価値がある”知識” があるから、だからビジネスとして成り立つのです。
ちなみに、もう一つ知識以外のものを講座化する方法があります。
それが、あなたが当たり前にできてしまう天才性を生かすということです。
セールスはできて当たり前。ブログで集客はできて当たり前。
という人は実際にいるのです。本人は当たり前すぎて自分では気が付いていませんが^^;
ステップ1は、自分の得意分野で情報発信をしていく、ということです。
興味を持ってくれた人にリサーチする

本来のビジネスであれば、リサーチして反応が良いものを講座ビジネス化するのが普通です。
ですが、個人起業家の場合はリソースが限られています。つまり、アレもコレもは教えられないということ。
だからこそまずは得意分野を発信し、それから反応があった人に対してヒアリングをします。これがリサーチです。
「もっと詳しく聞きたい?」
「自分の場合はどうしたらいいか知りたい?」
そういう声を集めて商品化します。ビジネスとして成り立たせるためには、
求められているもの×提供できるもの
の組み合わせがあることは必須です。
まずは少人数で反応を確かめていく
最初は1対1のセミナーでも良いと思います。実際に開催し、アンケートを取ってください。アンケート用紙を書いてもらいつつ、しっかりと質問をしてヒアリングをしていきます。その中で、
・期待していた通りの価値
・期待を超えていた価値
などはよく聞いておくと良いですね。多くの場合、「そんなところに価値を感じてくれたの?」ということがほとんどだからです。
実績を元にセミナー規模を拡大していく

お客様の声や講座の様子を撮った写真などが溜まってくると、「どうやら本当に活動している人だ!」という印象を与えることができます。
読者側に安心を与えることで、告知記事などもしっかりと読んでくれるようになります。(WEBライティングができることは前提)。
このあたりはまだ低額の3,000円~10,000円で良いと思いますが、同時に継続サービスへのご案内もするようにしていきます。
継続サービスの提供から塾化する
要は1対1で成果を出せたものを、複数を相手にしても同じ成果が出せると踏んだのであれば、1対多、のビジネスへと持っていくことが可能ということです。
ちなみに、もしも対面での継続サービスを展開しているなら、それをSkypeなどのオンラインに持っていくことはできないだろうか?と考えるのも有効です。
まとめ

ここに例として挙げたビジネスモデルはもはや、使い古された方法です。ですが、未だ現役で使えています。
ただし、冒頭に書いたように、始めるのは簡単でも継続が本当に大変なビジネスです。
自分のコンテンツが、単なる知識差ビジネスではなく、成果を出せるものになっているか?(何を成果にするかも重要な問いです)。何よりも、集客メディアがしっかりと育っているかどうか、というのも重要です。
特に講座ビジネスの場合は、こういったブログなどに知識をコンテンツとして貯めていくことがほとんどの場合必須です。(紹介とリピートで成り立つ人もいますが)。
いくらFacebookやアメブロが早いと言っても、1~2ヶ月で成果を出す人は本当に稀です。私もウェブだけでの集客ができるようになったのは起業から半年後でした。
これが、SNS要素のないWordPressなどからメルマガへ誘導する形ですと、場合によっては一生集客ができない可能性だって十分に起こり得ます。
だからこそ、いきなり1,000万や2,000万、1億を目指すのではなく、一つひとつのステップを踏んでいきましょうね!
