あなたがこれから開催を予定しているセミナーや体験イベントが、募集してから僅か数分で満席になるとしたら、あなたは嬉しいですか?
もしかしたら、憧れのあの人や競合ライバルがあっという間に集客を成功させているのを見て、羨ましく思ったりしていませんか?
今日はそんな集客を実現させる【セルフ集客プロデュース】についてお伝えしたいと思います。
なぜあの人はすぐに満席になるのか?

あなたは人気講師の方たちが、セミナーやイベントを募集してから、わずか数分で満席にしている様子を目撃したことはあるだろうか?
もしくは募集開始後すぐに「残席1」になっているのを見て驚いたことはないだろうか?
実はその裏にある、知る人ぞ知る戦略があるので、今日はそちらをご紹介したいと思います。
集客の裏舞台①
実は我々がよく見かける募集開始後すぐの【満席】や【残席1】という光景は、あくまで一般公開用の募集案内だということを忘れてはいけません。
ライブやコンサートのチケットの発売を思い出して欲しいのですが、音楽アーティストの方々はファンクラブというものを持ち、そのファンクラブメンバーの中で先行案内が行われています。
このファンクラブのメンバーの数が多ければ多いほど、場合によっては【抽選】などが行われ、一般発売の案内が出る頃にはもうチケットはもう、ほぼ完売してしまっています。
私たち個人起業家の集客も実はそうあるべきなのが本当の姿で、あなたの商品やサービスに興味のあるファンが多ければ多いほど、セミナーや体験イベントを一般告知の前に先行案内することができます。
先行案内の段階である程度売れてしまうからこそ、一般案内の頃にはすでに【満席】や「残席1」となっているわけです。
もう満席になっているのであれば一般告知はしなくていいのでは? と思うかもしれませんが、実はそこも戦略です。
告知してからわずか数分で満席になったように見せることで、一見して【大人気講師】や【カリスマ】のように映り、一定のプロモーション効果が発揮され、認知や注目度が高まります。
集客の裏舞台 ②
音楽アーティストにはファンクラブがある、というお話をしましたが、実はファンクラブのメンバーよりも先にチケットを手に入れることができる人たちもいます。
それがいわゆる【関係者】の方々です。同じアーティスト同士での横のつながりであったり、親族や友人、恋人などに優先してチケットが渡される場合もあるでしょう。
通称【V.I.P】と呼ばれる人たちです。
そして我々個人起業家も、このVIP待遇の方々がいれば、ファンの方よりも先行してセミナーや体験イベントのご案内をすることができます。
過去に何度も商品を買ってくれている、超・上得意客の方が対象になることもあるかもしれませんし、かなり前から受講したい、参加したいとオファーをしてくれていた方かもしれません。
いずれにしても集客は、最初に誰か1名が確定している状態からスタートさせるのが望ましいのです。
裏舞台を構成するもの
ここまで音楽アーティストの【ファンクラブ】と【V.I.P】を例にしてお伝えしてきましたが、これが個人起業家の場合ですとどのようになるのかを見ていきましょう。
■ファンクラブ →メルマガやLINE公式アカウント
■V.I.P待遇 →上得意客や前々からオファーをくれている人
ここで大事なのは「どこに集めるのか?」という視点です。
メルマガやLINEは定石の手段ですが、ほかにもフェイスブックの非公開ページにオンラインサロンのように興味のある見込み客を集めても良いですし、アナログ的に住所や電話番号かもしれません。
いずれにしても【集める】という行為があるからこそ、一般募集の前に告知する場所が用意されるわけです。
具体的な実行プラン

ここまでのお話の中では、音楽アーティストでいうところの【ファンクラブ】と【V.I.P】を事前に用意することが大切だとお伝えしてきました。
ですが、人気講師やカリスマでもない、駆け出しの起業初期の方の場合、どのようにして【ファンクラブ】や【V.I.P】を事前に集めれば良いのでしょうか? その方法について書いてみたいと思います。
告知日をサンドイッチする
もしあなたが、4/22(土)にセミナーを開催する予定だとしましょう。セミナーの告知は2週間前の、4/8(土)とします。
募集してすぐに【残席1】を謳うとしたら、4/8(土)の一般案内の前にはすでに定員がほぼ埋まっている必要があります。
ここで大事なのは「サンドイッチ理論」です。
つまり、4/8(土)の前には【先行案内でほぼ定員が埋まる】という段取りが必要ですし、4/8(土)以降には「たった5分でこちらのセミナーは残席1名となりました! すぐに埋まる可能性が高いので興味のある方はお早目に!」とプロモーションしたいわけです。
段取りと残席1プロモーションで、4/8(土)の告知日をサンドイッチして挟んであげる必要があります。
では次に【ファンクラブ】を作ってみましょう。
試しにここでは、LINEに興味のありそうな人を集めてみましょう。
登録ご案内日をサンドイッチする
ファンクラブを4/1(土)までに作り上げ、そこから1週間かけてセミナーの魅力を伝え、4/8(土)の告知日には【残席1】を目指します。
ということは、4/1(土)の登録日の前に【段取り】を組み、翌日から「たった1日で100名が登録したLINEにあなたも興味ありませんか?」という実績でプロモーションするとしましょう。
お分かりの通り、LINEの登録ご案内日である4/1(土)の前後を、【段取り】と【1日で100名が登録のLINEの実績】でサンドイッチしてあげるのです。
どのような段取りをすることで、ご登録の案内日に即日100名の登録を促せるでしょうか?
基本的には、お客さまがノドから手が出るほど欲しいノウハウやアイデアを公開するのが一番早いでしょう。
超有料級のコンテンツを無料で配れば、お客さまの反応もまた変わってきます。
ノウハウをどこまで公開する?

ここまでで疑問に思うのは、ノウハウの公開範囲だと思います。
ノウハウの公開は、全体の一部分に関しては全公開して良いと思っています。その他の部分も、文章で伝えられる範囲のものであれば伝えてしまって構わないと思います。
ポイントを挙げるとしたらできるだけ【何をすべきか?】を中心にお伝えすると良いでしょう。
もしお客さまがダイエットを望んでいるとしたら、1週間の糖質制限と運動プログラムの実施をすれば良いと伝えるとしましょう(魅力的なノウハウとは言い難いですが^^;)
するとお客さまからは「どうすれば糖質制限をストレスなくできるか?」「どうすれば運動を続けることができるのか?」という【HOW】の部分が知りたいと声があがるでしょう。
そしたら、ノウハウ全体の一部分に関しては、出し惜しみなくお伝えしましょう。そして残りの部分は時間の関係上、書ける文章の関係上、1対1で個別化する必要がある関係上、などなど。
そういった理由から、続きは実際にセミナーや体験イベントでお伝えします、と促すことができると思います。
まとめ

ここまでを要約すると、フェイスブックやブログなど、日頃から情報発信をしている媒体を使って、魅力的なプレゼントと引き換えにLINEに登録してもらいます。
ご案内日には即日100名の登録が欲しいので、前々から無料プレゼントの魅力を仄めかしていく必要があります。
LINEに続々と登録が集まると【ファンクラブ状態】になります。そのLINEの中でまたまた魅力的なコンテンツ(YouTube動画配信など)をお届けすることで登録者の方々はよりファン化します。
そのタイミングでセミナーの告知をご案内し、一般告知の前段階の先行案内でほぼ定員を埋めてしまいます。
こうすることで、4/8(土)の時点でセミナーの定員はほぼ満席の【残席1】となり、あとはその実績(わずか数分で残席僅か!)を活かして残りの集客活動を行い、4/22(土)の頃までには満席、もしくは【増席しました!】ということで、定員を超えた人数を集めることに成功させます。
ここでポイントになるのは、元々最初から増席を見越しておく、ということです。
つまり増席して20名が最終的に集まったのではなく、あなたは最初から20名を集める気でいた、ということです。
20名を最終的に集めるために、わざと最初は少な目の15名を定員にして、あたかも早くに埋まってしまったがために急遽増席しました、というように「見せかける」ということです。
ここまでを含めて【セルフ集客プロデュース】と言います。
さあ、今日の記事は理解できたでしょうか?
実際にあなたのセミナー集客などに活用してみてくださいね!
