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価値観・考え方

地方暮らしの私でも稼げた赤裸々なお話

大崎博之の画像

2015年の3月で正式に会社を退職し、まったくの貯金ゼロ、人脈も乏しく起業塾で知り合った仲間が数人いる程度。見込みのお客様も集客メディアもない状態でのスタートでした。

それでも気付けば1年半で総売上が1000万円規模に達したのは、ド田舎環境(人口3万人の市在住)の割には、なかなか良い方なのではと思い、役立つ人がいればと思いシェアします。

地方でもネット環境があれば起業の可能性アリ!

スマホを操作する女性の画像

ネット環境があるというだけでこれだけの額を稼げたとなると、正直、だいぶ怪しく感じる人もいるかもしれません。

でも世の中にはそういう可能性がゴロゴロしていることを伝えたいのです。

私のたどったストーリーをそのままマネすることは難しくても、フリーランスの個人事業主で稼いでいくための方法論の一つとして参考になれば幸いです。

コレはいけると思ったのが講座ビジネスだった

東京1day講座の様子

一般的に講座やセミナーというのは、3,000円~10,000円ぐらいで行われるのが相場です。

もし毎回何十人、何百人も集められるのなら話は別ですが、ふつう名もない講師は1人を集めるのも大変です。

ですが、当時私がマーケティングを習っていた先生は、3ヶ月で30万円前後の「フォロー付の連続講座」を売っていました。いわゆる経営塾というやつです。

経営塾の様子
ホンモノ塾×大崎博之

その様子を見て、少ない人数でも単価が高ければ個人でもやっていけるし、なによりもビジネスやマーケティングに対して人はお金を払う、投資するものなんだ、と思ったのです。

私も独立するまでの5年間は、小さな会社ではありましたが、教室ビジネス、通販ビジネス、セミナービジネスなどを運営していた経験から、伝えられるノウハウがある、と踏みました。

それまでに自己啓発のセミナーや、マーケティングに関する合宿などに参加し、基礎知識があったのも大きかったです。

最初の集客は他人のマーケットに飛び込むことから

乾杯をする群衆

もう1つ、講座ビジネスにチャンスがあると思った理由は、すでに「起業女子」という分野でのマーケットが育っていることが分かったからです。

当時私は、どんな人がセミナー講師を名乗ってビジネスをしているのかをアメブロを中心にリサーチしていたのですが、そこで目にしたのは数々の女性コミュニティでした。

「もしこのコミュニティの中に入れれば集客のチャンスがある」

そう考えた私は、女性コミュニティの中に「男性ひとり・裸一貫」で乗り込むことにしたのです!

思い切って飛び込む男性

そこで起きた現象、それは…

女性だらけの中でやけに目立っている男がひとり。しかもそのコミュニティの人たちは皆、フェイスブックで繋がっていることも判明。これを使わない手はないとすぐに友達申請を送りまくります。

これが私の「集客メディア・フェイスブック」の誕生でした。

商品は他人のものを売っていた

Macのあるオフィスの風景

当時、自分なりにスモールビジネスに対しての知識や経験はあるつもりでしたが、お客様の声や写真もなければ実績もない状態でしたので、オリジナルの商品は売れないと踏んでいました。

そこで目を付けたのが「講座使用権利」の購入でした。要は、すでに有名な講師の講座コンテンツを使わせてもらう代わりに、利用手数料の10%~20%を売上から支払う仕組みです。

とにかく高単価でなければビジネスとして成り立たない(生活費すら稼げない)ことは分かっていたので、単価が10万円以上の講座を扱わせてもらうことにしました。そのための勉強も、もちろんしました。

もしこの時に私が低単価の商品を扱っていたら、今の私はないと思っています。

最初の半年間はプロモーション(認知)活動が命

セミナー講座中の様子

無名の段階からコツコツやっていくには、どうしてもプロモーションの時期が必要です。四季でいうところの種まきの時期です。

まったく認知が広がっていなければ、商品を手に持ってもらうことも難しいのです。ここで地方・田舎暮らしの私が恩恵を受け取ったのがSNSの存在です。

どんなに田舎に住んでいようと、ネット環境さえあればオンラインで世界中と繋がれる世の中です。

フェイスブックとアメブロを中心に、読者申請、友達申請、メッセージ、コメント、イイね! 回り。それらにほとんどの時間を費やし、良質な記事を投稿することを心掛けていました。

特に「無名の私」が目立つためにはコバンザメ商法と呼ばれる方法が有効で、要は業界やコミュニティの有名人とつながって、一緒に顔を売ってもらう方法です。ツーショット写真はかなり有効でしたね。

特に「男」の私が「女性コミュニティ」に参入するためには必須の行動だったのです。

自撮りは義務感ではなく純粋に楽しかった

フェイスブック

SNSの中ではプロフィール写真に「本人」を登場させるのはもちろん、投稿や記事の中でもどんどん自分を露出していくことが不可欠です。

お客様の側から見ると、とにかく「無名の男」というだけで怪しさは満点です! 相手の警戒心を解き、少しでも安心してもらうためにも自撮りは必須でした。

そして、多くの人がこの「自撮り」を嫌がりますが、私は純粋に楽しかったのです。なんだか有名人になった気分で。笑

元々ヒップホップダンスなどをやっていて、ステージで人前に立つことが好きだった私。目立ちたがりのA型なのです。

投稿内容はクオリティを大切にしていた

本質的経営メソッド

暗い写真やどアップすぎる顔写真など「キモイ」と言われてしまうようなものは一切投稿しませんでした。例えジョークでも。

とにかく信用信頼を勝ち取ることが認知を広げていく上で私の場合は大切でした。同時に「実績」のアピールも必要でしたが、当時の私はそれを持ち合わせていなかったのですが、

唯一「副業時代に2ヶ月で95万円」という売上を作った経験だけが救いでした。それを活かしながら、すでに実績のある先生のコンテンツを使わせていただきながらの最初の半年でした。

それでも収益としては、初月から20万円を超え、3ヶ月目には70万円の売上を越えるようになりました。

他人のコンテンツを扱う弊害に悩まされるように…

窓と机の画像

このように文字にしてみると順風満帆のように思えますが、高単価商品をそう何度も売っていくことの限界も感じていました。

1つはやはり認知がまだまだ弱いために集客が大変だったことと、自分と同じコンテンツを扱う人が他にもたくさんいたこと。これが資格ビジネスや協会ビジネスの大きな弊害です。

商品での差別化が難しく「だれ」が教えているのかという部分で差別化する必要があったのです。しかし認知もない私がそれをするのは当時かなり厳しかったのです。

また、売上と生活費がトントンだった当時は、利用手数料の10~20%を払うのも苦痛になっていました。

突破口はオリジナル商品の開発だった

大崎のコンサルティング画像

商品自体で差別化要素を作れるコンセプトを作ること。それが当時の問題解決をする上での急務事項でした。

魅力的で、継続性があり、自分らしく、しかも楽しくビジネスができるもの。そういうものを作らない限り、半年目以降を乗り切る自信がまったくなかったのです。

さらに言うと、実は当時妻が第1子を出産した時期と私が独立した時期が重なっており、本当にこのままでは何もかもがダメになってしまうかもしれないという経済的な窮地に立たされていました。

初めてのオリジナル商品が10名の方に売れました

2018年、希望のタイミング

開発からプロモーション(宣伝)に2ヶ月の準備を要し、これでコケたらもうアウト…。そういう状況で迎えた2015年の10月。

まだホームページもなく、フェイスブックとアメブロだけで集客をしていた私は、意を決して初めてのオリジナル商品をリリースします。

価格は月々3万円×半年契約の、継続コンサルティングサービスでした。

独立から半年間、地道行ってきたプロモーション活動(WEBでのSNS活動やモニター商品としての低価格サービスの販売)の甲斐もあり、無事に10名の方にその新商品が売れたのです。

月々3万円×半年=18万円で、それが10名の方に売れたので180万円の受注でした。

あの日、人生で味わったことのなかった安堵感を覚えたことを一生忘れることはないでしょう。

そして旅は続く…

未来PCの画像

認知活動から集客、販売、そして顧客フォローまでに一連の流れをオリジナル商品を開発しリリースすることで手に入れた私は、これと同じパターンでその後もコンスタントに商品を売ることができるようになりました。

もちろんまだまだ試行錯誤の連続です。それでも、自分なりにたどってきたこの小さな「ミニ起業ストーリー」は、私にひとつの宝物を残してくれました。

地方、ド田舎暮らし。人口たった3万人の市に住みながら、ほとんど部屋から出ることもなく、認知・集客・販売・フォローまでを、PCを使ったオンライン上でこなしていく。

そんなスタイルで現在は活動しています。

田舎での起業活動は不利なことが沢山あるのでは…。そう思われる方も多いと思います。

実際、確かに都内での活動に比べて大変なことはあります。一方で、副次的なメリットがあるのも事実なのです。

副次的な効果1

計算式の手帳

PDF資料によるテキストや課題の作成、YouTube動画による講義、Skypeなどを使ったオンライン上でのコンサルティング、フェイスブック内でのグループページの活用、FBメッセンジャーによるフォロー、ブログやSNSによる集客などなど。

地方のド田舎暮らしでも「講座ビジネス」をサービス提供するためのノウハウを手にすることができました。これは再現性があり、一定の努力で誰でも取り組める内容になっています。

副次的な効果2

アフィリエイトでお金を稼ぐ

講師としてのブランディングにブログは必要不可欠なのですが、読者が増えていく中で影響力が高まり、アフィリエイトとしても時折使うことができるようになってきます。

現在私は、フェイスブックとブログにそれぞれ1投稿すると2万円~5万円ぐらいが収益として入ってくることもあります。

つまり、講師のブランディングとして使っていたものを二次的に利用し稼ぐこともできるようになるのです。

副次的な効果3

パートナーズ握手の画像

活動が目立ってくると、そして1年以上地道に精力的に活動していると、思いがけないところから声がかかってきたりします。

現在おかげさまで、法人様との取引も発生するようになり、複数の収入源を確保できるようになりました。

まとめ

1day経営塾 大崎博之の画像

実は最近、地方や人口の少ない田舎に住む人でも、もっとオンラインを使って自由な働き方ができることを提案したいと思い、その他の在宅ワークの仕組みやアフィリエイトの仕組みなども勉強しています。

そこで共通していたのは、うまくいく人にはうまくいく人なりの才能と努力、やり抜く力(GRIT)があるということ。

今回のオンラインを使った「講座ビジネス」の展開をしてきた実体験を読み、なんだかラクそうというよりも、ちょっと大変そうかも、という印象の方が強かった方もいるかもしれません。

ですが同様に、ブロガーとして広告収入を得るスタイルでも、高額案件の取れる記事を毎日1000~3000文字の量で書き続け、時には取材などもしながらブログを育てる、ということが必要になってくる(らしいです)。

ラクに稼げる、という働き方はないのかもしれません。

それでも1つの可能性として自分が「楽しく・自分らしく・稼げる」ことをビジネスとして持つことができることは、とても幸せなことなんじゃないかと私は感じています。

少なくとも、ブログを書いて広告(アフィリエイト)収入を得るという方法と、それらの活動を通して得られた知識や経験、ノウハウを講座として販売する講座ビジネスという方法。

オンライン(BLOG×SNS)の組み合わせには、こういった未来の可能性があるのは確かです。あなたの興味は、いかがですか?

このストーリーが始まる前のお話。起業する前の10年間の物語が知りたい方はコチラの記事もお勧めです↓

フリーランスの個人起業家として働くようになるまでの「10年間のストーリー」

ABOUT ME
ヒロさん
「美意識のある経営と、文化を生み出す起業術」をテーマに活動中。法人向けnoteオウンドメディア研究家。
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