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価値観・考え方

5年間も経験したゴミ以下の会社員時代 │ それでも私は起業をする

自動販売機で飲み物を選ぶ女性の画像

こういう言葉があるそうです。

「会社員時代に結果を出せなかったのに、起業して結果なんて出せるはずがないでしょ?」

私は正直、全然そんなことはないと思うんです。むしろ、こういう言葉を聞いて「やっぱり私には起業はムリか…」と思える感性があるなら大丈夫だと思います。反対に「そうだそうだ!」と反射的に同意しちゃう人は危ないかもしれませんね。

そんなわけで今日のお話は、会社員時代がゴミのような働きだった私でも起業できましたよ、ってお話です。

ゴミ会社員生活の内訳

ヘッドフォンをする女性

某インテリアメーカーで物流部の事務員をしていたことがありました。

それまではカナダでの海外生活を送りながら、日本人居住者に向けてのフリーペーパーのライターをしていました。

それがなぜ物流部の事務員になってしまったのか。どうやって悲劇が始まったのか。まずはそこから話さなくてはいけません。

海外生活はもろ刃の剣

カナダに居たのは2005年~2006年の1年間でしたが、当時は本当に夢のような毎日で最高の日々を送っていました。

外国風な朝食を食べ、午前中は海岸を散歩し、日中は取材のためにお店などを回り、夕方からは図書館で記事をまとめ、夜は外国人留学生たちとパーティーに出かける、みたいな生活です。

そういう生活をしていると「自分は凄い人間なんじゃないか」「理想を生きられる可能性があるんじゃないか」みたいに、気がどんどん大きくなっていくんです。

海外生活をしたことがない人から見ると、たぶん外国で生活するのって凄く大変なイメージがあると思うんです。だけど実際は全然そんなことはなくて、買い物も公共設備の利用も、賃貸の契約も、意外にかんたんなんです。

英検5級レベルの状態で渡加した私でしたが、1年で勝手に英検2級、TOEIC470ぐらいにまで伸びました。

おそらく、ライターとして取材をするのに英語力が緊急で必要だったというのもありますが、実は会話のための英語に集中すれば、3ヶ月もあればコミュニケーションってすぐに取れるようになります。本当に。

そうすると、日本にいた時にとっても高く感じていた「英語の壁」というハードルを軽々と超えられちゃうものだから、どうしても海外生活の経験者って気が大きくなりがちなんです。勘違いなんですけど。笑

そうすると、実はたいして実力もない海外経験者に対して、日本の就職事情はとっても厳しいんです。

実際、日本で必死に生きてる会社員の方たちのスペックというか、仕事の水準レベルはめちゃくちゃ高いと思います。海外でのほほんとしていた人間が勝てるようなものじゃないって、すぐに実感しました。

そんなわけで、私はお金を貯めて、またすぐに海外に戻ろうとかって思ってたんです。もしくは田舎を飛び出して、東京で理想の仕事に近い場所でアルバイトをしようかなと。

そんなわけで、労働環境がきつくても残業代で一気にお金を貯められる、地元にある中堅インテリアメーカーの物流倉庫で働こうと思ったんです。

最初は1年だけ働いて辞めようと思っていましたが、情に引っ張られて結局辞められず、5年の月日が流れました。

人間関係に苦しむ5年間

私が耳が悪いです。どういうわけか、聞き間違いを物凄く起こします。

「たなびきさん」という方からの内線電話を「ワタナベミキ」と聞き間違えて、先輩に「ワタミの社長かよ!」と笑われるような始末でした。

入社当初はそんなのが笑い話で通っても、同じミスを5年も繰り返していたら、そうとう居づらくなります。

結局私が5年間で覚えた仕事は「何一つ」としてありませんでした。

始業時間ギリギリに出社し、コーヒーを1分ぐらいで飲み干したら、すぐに事務所から飛び出し、隣接していた倉庫に逃げ込んでいました。

幸い、物流倉庫でフォークリフトに乗ることは得意だったので、事務員として入社したにもかかわらず、5年間ずっと倉庫に逃げ込んで、上司も「やれやれ」という感じで、できる範囲のことだけを任されるようになりました。

結果、事務員としては「何一つ」仕事を覚えることはなく、5年間ずっとフォークリフトに乗りながら、本来自分がやるべき仕事をまったく覚えようとしないまま歳月は流れました。

こんな人生のまま自分は終わっていくのかと思うとゾッとする一方、自分の価値なんてこんなもんなんだって思い込むようになりました。

転機は2011年の震災

細かいことはこちらにも関連記事を書きました。

フリーランスの個人起業家として働くようになるまでの「10年間のストーリー」

あの「東日本大震災」をキッカケに私の人生は大きく変わりました。

たった1つの勇気が、人生をこうも大きく変えるのですから、大切なのは起業ノウハウどうこうよりも、やるかやらないかという決断の意志力の方がよっぽど大切だなと思います。

なぜダメ会社員でも起業できるのか?

起業女子の葛藤と苦悩

これはもう「強み・弱み」とか「得意・不得意」という話だと思っています。

私はこの、強みや得意分野の場所で働くことを【居場所】という呼び方をしています。私はこの会社員時代のエピソードの他にも、

「お前みたいに仕事できない奴は見たことがない!」

「自分がどんくさいこと自覚してるのか?」

というようなことを罵声レベルで浴びせかけられるような経験が、学生の時のアルバイト時代に何度もありました。

自分はどれだけ社会不適合者なんだと、自分を責めるばかり日々でした。そんな私でも【起業】して、ちゃんと家族を養えるだけの稼ぎができるようになったのは、

他でもない【強み】【得意分野】に集中してきたからです。

「強み」は磨き続ける

私の得意なことは「文章を読むこと・書くこと」「様々なメディアを使いこなすこと」「人前で話すこと」です。

強みとしては、ものごとの分析から始まり「体系化」「言語化」「見える化」「戦略立て」「魅せる切り口の発想」などがあり、これらはコンサルティングビジネスをする上で大いに役立っています。

だからこそ人よりもブログを書き続けるし、YouTube上でコンテンツを配信し続けるし、複数のメディアアカウントを運用しながら情報発信を続けています。

「環境」を選び続ける

どんなに「強み」を磨いていっても、それを生かせる場所に飛び込むことができなければ、いつまで経っても人生に変化は訪れません。

そういう時に私がどうしてきたかというと、決断が当たり前の場所に身を置く、ということです。

例えば会社員を辞めて起業するという決断は、当時の私にはとても難しい判断だったんです。全然決断できずにいました。

だからこそ、すでに起業している方々の周りにいられるような「環境」に飛び込むようにしていました。それが私にとって「セミナー」への参加だったんです。

よく言われるのが「セミナーに行って満足しただけで帰ってくる」という批判じみた表現。

実際にそういう側面は確かにあるけれど、それでも何もしないよりはいいし、自己啓発本を読み漁って「最近のアイツおかしいよな」って思われたとしても、何もしないよりはいいんです。

とにかく「環境」を選び続け、その決断をすることが当たり前だと思えるところまで基準を上げることが大切なんです。

周りのみんなが自己投資に100万円以上かけている人たちに囲まれていれば、自分もそれが当たり前という感覚になります。起業が当たり前の世界にいれば、むしろ会社員でいることの方に違和感を覚えるようになります。

そうやって、自分の選択基準の当たり前をズラしていくことが大切だなって思うんです。

「好き」に貪欲になる

みんな自分の「好き」に集中する時間が少なすぎるんじゃないかって思うことがあります。

特に起業初期の方で「売上、売上…」って悩んでいる人たちの多くは「売上アップの方法」とか「仕事の効率化」みたいなことばかりで頭がいっぱいになり、

自分を大切にするというか、自分を突き動かすための信念を疎かにしてしまう傾向にあるんじゃないかと思う時があります。

そういう時に大切なのは「好き」にのめり込むことだと思います。

【自分に合うメディア・合わないメディア】の中でも書きましたが、好きというエネルギーは伝染します。

WEB発信力を身につける! │ 自分に合うメディア・合わないメディア

「好き」とか「情熱」の力が枯渇している中で、売上だけを上げていこうと考えるのはムリがあるし、そういう力があるからこそ、会社員時代に不適合者だったとしても、起業してからうまくいく可能性があるってことです。

会社員時代に、自分の好きなことにのめり込めるような仕事ができる人って、本当に少ないと思っています。

自分が本来輝ける居場所で、自分の力を最大限に発揮できたら、例え会社員時代に結果を出せないダメサラリーマンだったとしても、起業して成功することはできると思うんです。

まとめ

外国人女性の画像

「会社員時代に結果を出せなかったのに、起業して結果なんて出せるはずがないでしょ?」

もしそう言われても安心してください。

自分の強みが生かされ、自分の得意分野に集中して、好きなことにのめり込むようにプロ意識を持って働ける【居場所】を作っていければ、あなたが例え会社員不適合者だったとしても、起業してうまくいく可能性はあります。

逆に、せっかくの起業で自由を手に入れても、自分の【居場所】じゃないところで一生懸命に頑張ろうとするのでは、結局元の木阿弥というか、会社員の頃のガマンをひきづることになると思います。

あなたの強みが生きる【居場所】を自分の手で作り上げ、信念を持って環境を選び続けていけば、あなたにもきっと起業で成功するためのチャンスが巡ってくると思います。

しかも、講師ビジネスやコンサルビジネスは、元手を1円もかけることなく起業できて、しかも仕入がない分だけ粗利も大きい、最初に手掛けるには最良の起業手段だと思っています。

もし講師コンサルとしての起業アイデアがあり、自分の強みが生かせそうであれば、こちらの記事も合わせて読んでみてください↓

スクールビジネスの集客と運営を成功させるコツ

具体的なノウハウが書かれています。

例えあなたが会社員として結果を出せていなくても大丈夫。あなたにはあなたの道があります。

「理想を集めて、あとは決めるだけ」

あなたの人生、起業ライフを応援しています。

さあ、あなたは今日から何する?

ABOUT ME
ヒロさん
「美意識のある経営と、文化を生み出す起業術」をテーマに活動中。法人向けnoteオウンドメディア研究家。
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