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コラム

『オウンドメディア編集室』は日本文化を再生し世界へ伝える

オウンドメディア編集室(c)

あなたはこれまで、ファンビジネスについて考察を深めたことはありますでしょうか?

一般的に「個人起業家」というものが浸透している業界では、アメブロやフェイスブックを中心に集客活動を行い、自らのファンを集めることで集客や販売につなげていく方法を指します。

一方、旧来のビジネス(or 旧来のマーケティング)についてあなたはどのようにお考えでしょうか。

私はある種の限界をそこに感じています。

そこで今日は、「ファンビジネス」でもなく、「旧来のビジネス」でもない、新しいビジネスの可能性について考察していこうと思います。

そして、その手段としての『オウンドメディア』の役割を掘り下げていきます。

ファンビジネスとは何か?

女性のファンビジネス

「ファンビジネス」というのは、芸能人や有名インフルエンサー、アーティストをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。

あなたのファンになってもらい、あなたの提供するものだからこそ「買いたい」という欲求が生まれるビジネスです。

そのメリットは、立ち上げが早いことです。少し悪い言い方をすれば、商品の良し悪しに関係なくサービスが売れてしまうということです。

(そこから長続きするかは別問題ですが)

反対にデメリットはというと、マーケットが広がっていかないというところにあります。具体的には2つの欠点があると言えます。

アメブロで考えてみると非常に分かりやすいのですが、アメブロ起業は基本的にアメブロの中にしかお客さんがいません。

ということは、アメブロユーザーや愛読者が減るとそのままビジネスごと衰退していってしまうというわけです。

そしてもう1つの致命的な点が、仮にアメブロを止めて、他のSNSやメルマガ、LINE中心の方法に切り替えても、お客の関心が「あなた」に依存してしまいます。

これが何といっても一番の問題なのです。

インフルエンサーの方々も似たような課題を抱えていると思うのですが、

「らしくない投稿」

があると、とたんに反応が悪くなります。

アーティストのBzがいきなり歌謡曲を歌ったらどうですか? ファンクラブに入り続けられますか? 笑

旧来のマーケティングとは何か?

旧来のマーケティング

すると次に考えるのが「自分への関心」「ファン化」というのを止める方法です。いわゆる、旧来のビジネス、旧来のマーケティングです。

商品やサービス内容に惚れてもらいそこからビジネスを展開します。

おそらくこのブログ読者の9割以上はセブンイレブンの社長のファンではないと思います。

ですが、セブンイレブンでの買い物経験は9割以上の方が経験済みだと思うのです。

「顔の見えないビジネス」です。

つまりお客の望むもの、つまりニーズを読んだりシーズを作ったりしながらビジネスをするわけです。そこに「あなた」という社長像は一切関係がありません。

一方、ファンビジネスはどうでしょう?

お客は「あなた」に関心があります。

「あなた」の商品やサービスだから買おうという気になっています。

ですのでそこから「あなた」であったり、「あなたらしさ」が欠けてしまうと、そのビジネスは衰退します。

芸能人を見ていると分かりますが、「プロデュース」という形でグッズや洋服のようなブランド品をつくり「あなた」の分身を作る方向へとビジネスは進んでいきます。

つまりどこまでいっても、「あなた」という呪縛に縛られてしまうというわけです。

ファンビジネス、そして旧来のマーケティング。実はこの両方に、同じキーワードの課題があります。私はそれを『思想』だと捉えています。

両者の課題を解決するのは『思想』という考え方

打ち合わせミーティング

ナイキはこれまで旧来のマーケティングで販売を伸ばしてきました。ですが2017年のあのタイミングで、『SHOE DOG(シュードッグ) 』という本を出版してベストセラーになりました。

私は、『思想』を伝えることで新しい流れを作る試みがあったのではとあの出版の時に思いました。

実際にどうなのかは分かりません。ですが、いま伸びている企業の多くは「顔の見えないビジネス」ではなく、「顔の見えるビジネス」をしています。

ZOZOTOWN 創業社長の前澤友作氏にそうですし、iPhone を作り上げたApple のスティーブ・ジョブズにしてもそうです。

『思想』がムーブメントを起こしているのです。

「これからは女性の時代」は本当か?

電車が通過する

「製品やプロダクト、商品やサービス」という旧来のマーケティング中心軸と、「あなた」というキャラクターとしての中心軸。それらはただの、「触媒(しょくばい)」として機能しています。

あなたの描く『思想』が触媒にふれて科学反応を起こすことで「ムーブメント」が起こり、そしてお客が熱狂し、購入します。

ここから、もう少しだけ書いていきます。

この記事で伝えたいことのポイントは、「どんな思想が重要になるか?」ということです。

「男性」「女性」という表現をこのあと、私は意図的に使って記事を書いていきます。人によっては不快に思うかもしれません。

ですが、あくまで傾向。脳構造としての男性と女性、または男性性と女性性と捉えて読んでもらえると嬉しいです。

私が注目しているのは、「女性の感性」です。

これからは女性の時代、という表現があちらこちらから聞こえるようになりました。

ですが面白い話もあります。

実は女性の時代というよりも「女性性の時代」、さらにいうと「女性性の高い男性の時代」という意見もあります。

さらに話を進めます。

未来の時代の新しいビジネス戦略とは?

未来の働き方

これまで私は多くの女性の、ビジネス立ち上げサポートをしてきました。

カラダにやさしいオーガニックの食材や化粧品などを展開する人もいましたし、より女性が働きやすく子育てもしやすい社会的な取り組みをされる方もたくさんいました。

たぶんこれが、「女性の感性」なのだと思います。

時代は縄文時代の文化に回帰し、そこから日本を中心に世界へ新しい文明がスタートする。

いわば、「伝統文化の再生」が行われます。この感性は、日本の女性が多く備えているものだと思っています。

ですが女性ビジネスの傾向として、自分たちの半径5メートルで満足してしまう現象があります。

つながりやコミュニティを大切にする。紀元前から培ってきた本能などがかなり作用しているはずです。

二人の浴衣女性

一方男性は、獲得し広げていくという展開を本能的に持っている傾向があります。草食系男子でも、そういう才覚をデフォルトで遺伝子に組み込まれています。

ただ、男性がコアに持つ感性は、これからの世の中に受け入れてもらえなくなっています。

それはもう、90年代で終わりました。稼いでブランド品を身につけキャバクラで女性をはべらかす…。

タテ社会で上司の命令は絶対の超トップダウン型の奴隷型組織…、みたいなことに興味ある人なんて今どきの若い人でいるでしょうか?

(…というのも言い過ぎですが。。)

要は何を言いたいのかというと、これからの時代に必要なのは「女性の感性」であり、「日本に縄文時代からすでにあった古来からの伝統文化の再生」と私は考えます。

ただ、それを広げるのは「男性」なのではないか? そういう考えなのです。

つまり、これまでは男性が主で女性がサポートだった組織が、女性が主(あるいは種)で、それをサポート(あるいは拡大)を男性がこれから行うのでは? という仮説です。

私が『オウンドメディア編集室』を立ち上げる理由でもあります。

なぜ『オウンドメディア』なのか?

オウンドメディア編集室

ここでいう女性の感性(種)を私は「ブランドジャーナリズム」と表現します。

キャラクター依存のファンビジネスという枠を超え、プロダクト依存の旧来のビジネスという枠をも超え、その『思想』を伝えていく触媒として『オウンドメディア』は最良の選択です。

女性の、日本人女性の感性や思想はこれからの世界のスタンダードです。文明を作り、「古来から日本にある伝統文化の再生」にもっとも必要なものです。

発酵食品の重要性、個を尊重したつながりの社会、などなど。そういった感性が、思想が、これからの日本、そして世界を間違いなく作っていきます。

それを、これまで半径5メートルだった射程範囲を一緒に超えていくのが『オウンドメディア編集室』という構想であり、サービスです。

そんなに大げさに考えるものでもないのですが、あなたの考える世界は「これからの未来に必要不可欠」ということだけぜひ覚えておいてもらえたらと思います。

私自身は、『日本再興戦略』の落合陽一さんや『お金2.0』の佐藤航陽さんという、

これからの日本、世界文明を作っていくNewsPicksな人たちを取りまとめている箕輪厚介さんみたいなもんだなと最近は厚かましくも考えています。

つまり、世界に「日本文化の再生」を文明として届ける「感性」をまとめ、編集する人。私はそれを、「本」ではなく『オウンドメディア』を中心にして展開していこうと思ってます。

ぜひ今後の展開に注目てしていただければと思います。

ABOUT ME
ヒロさん
「美意識のある経営と、文化を生み出す起業術」をテーマに活動中。法人向けnoteオウンドメディア研究家。
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