「メルマガが書けません…」
そういったご相談をこれまでたくさん受けてきました。
その背景には「集客に役立つのか?」という疑問もあれば、「なぜブログだけでは駄目なのか?」「どう使い分ければいいのか?」という疑問も多くあるようです。
ブログとメルマガ、それぞれの目的を知ろう!

まずはブログとメルマガ、それぞれの集客ツールの目的から整理していきましょう。
ブログを書く目的は何か?
FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSが急速に発達してきたことで、ブログが新たに見直され始めています。
「ブログ」はメディア資産とも呼ばれていて、集客ツールの中でも王様級の影響力を持っています。
SNSが「スピード×拡散性」に長けている一方、ブログは「パワー×蓄積性」という正反対の性質があります。
ブログを書く目的は様々ありますが、その中でも「専門性」や「キャラクター」を打ち出すブランディングツールとして有効なため、事業のブランド確立のためには必要不可欠な存在です。
一記事に600~3,000文字相当の文章を載せるとなると時間も労力もかかりますが、SNSと異なり、書けば書くほど蓄積されていきます。

蓄積された記事は時系列を問わず人々に検索され、時には古い記事もSNSによってある日突然、どこか誰かの手によって拡散され、日の目を見ることもあります。
仕事で出会った初対面の方と名刺を交わした後、相手はあなたのブログを検索して読むかもしれません。
そこで記事がしっかりと書かれていると信用性が高まることでしょう。
アクセス(PV)の高いブログに育てば、集客ツールとしても活躍し、時には広告収入が安定的に入る、まさに文字のごとく”資産”へと変身するのです。
そしてブログはまた、新規のお客様との出会いの場としても活躍します。
メルマガを書く目的は何か?

メルマガの使い方には2種類あると私は考えていて、
①既存客へのフォロー
②見込み客の教育
のどちらか、または両方の役割を持たせると良いのではと思っています。
もしこれまで「メルマガ」を使わなくても集客が成立しているのであれば、ぜひ「フォローの仕組み」としてメルマガを活用してみてください。
インターネットが発達する前までは「手紙」や「年賀状」「季節の贈り物」というような形で既存顧客へのフォローをしていました。
それが今ではEメールやLINE、またはFacebookのグループなどで繋がることで、気軽にお客様の現在の状況を把握し、必要なものをお知らせするというフォローが簡単にできるようになりました。
その中でも「メルマガ」は、長文や画像、動画などをふんだんに活かした形でお客様に濃い情報をお届けできる優れたツールです。
もし「メルマガ」を新規のお客様に、あなたの商品の必要性、重要性を伝えるため(顧客教育)に使うのであれば、ぜひ繰り返しあなたの商品の魅力を伝え続け、商品の「販売」へと繋げていきましょう。
最近では「メルマガ」を読まない人が増えているという話もありますが、そんな中であなたのメルマガを読んでくれるということは、共感してくれている証でもあると思うのです。
具体的にブログに何を書けば集客できるのか?

基本的に「ブログ」は、あなたにとっての新規のお客様が読む媒体、と位置付けるのがノウハウ系ビジネスの場合は有効です。
ビジネスで活用するブログというのは、基本的に読者の方は「悩み解決」のために読みます。
そこで大事なのが「落としどころ」と「読者(お客様)の選定」の2つです。
ブログで大切な「落としどころ」とは?
もしあなたが「インスタグラム集客」の専門家であれば、基本的にすべての記事の落としどころを「だからインスタグラムを上手に活用することが大切なんです」と持っていく必要があります。
インスタグラムのユーザーが増えていることや、SNSの人気がフェイスブックからインスタグラムに移っていること、インスタグラム集客の成功例が増えている…などなど、切り口は様々あると思います。
大切なのは、何度も「同じこと」を伝え続けることです。

ブログの書き手側としては、同じことを何度も書いたら飽きられるのでは? とついつい思ってしまいがちですが、真実は真逆です。
お客様は同じことを何度言われても「正しく理解」していません。「読まれている」と「伝わっている」は別物です。
つまりここで重要なのは、同じことを何度繰り返し伝えても飽きられない切り口を持つということ。そこにあなたの専門家として深みが問われる形になるのです。
もっとも重要な「読者(お客様)」の選定とは?

あなたのブログを読む人は「誰」で、「どんな悩み」を持って読んでいるのか? それを明確にしてから書き始める必要があります。
実はブログ作りの上でここがもっとも大切な作業になります。究極は「たった一人の誰か」に向けて書き続けることが大切になります。
先ほどの「インスタグラム集客」を例に取ると、おそらく初心者の方というのは次のように検索します。
・「インスタ 使い方」
・「インスタ ストーリー」
・「インスタ タグ」
・「インスタ 検索」
・「インスタ 人気」
という具合です。
あなたの選んだ「たった一人の誰か」が何を考えながら、どのようなワードで検索しているのかをイメージすれば、必然的にあなたがブログで書く内容は見えてきます。
もし集客ツールとしてブログを活用するのであれば、「読者(お客様)の選定」と「検索ワード」は意識するようにしてください。
ここがゆくゆく「メディア資産」としてのブログになるかどうかの分かれ目です。
ブログからメルマガへの流れを作る重要性
ブログには「ブランディング」と「資産化」という2つの目的がありましたが、集客に活かす場合には押さえておきたい、もう一つの大事な目的があります。
もうひとつの大事な目的、それが「メルマガへの登録」です。
ブログには「落としどころ」が大切だと前述しましたが、あなたのもっとも得意とする専門分野へ落とし込みをしたら、そこから「メルマガ」へご案内するようにしてください。
講師であれば「セミナー」や「体験会」「説明会」にご案内したり、ブロガーやアフィリエイターであれば「広告のクリック」に誘導することもあります。
ですが、効率と効果を考えると「メルマガ」の方をお勧めします。
ブログでは難しいメルマガならではの効果
基本的に、ブログというのは「読者(お客様)」が自らの意志で検索したり、ブックマークを活用したりして再訪問します。
ある意味でブログというのは、受け身の姿勢で待つ媒体なのです。
一方でメルマガは、登録してくれた方のメールボックスに直接届きます。
熱狂的なブログファンであれば別かもしれませんが、基本的に人は忘れる生き物です。受け身姿勢の集客ツールだけではなく、攻めのツールもあると集客効果は倍増します。
具体的にメルマガに何を書けば良いのか?

では「ブログ」と違って、「メルマガ」には何を書けば良いのでしょう?
基本的なスタンスとして「ノウハウの全出し」は基本です。出し惜しみなく、文章で伝えられることはすべて伝えるようにしましょう。すでに現代は「情報」に対して何の価値も持っていないからです。
ただし「範囲」というものがあります。
「メルマガ」こそが全力投球の場所です!
ブログは新規の読者(お客様)を対象に記事を書くのが基本スタンスですから、悩みの深堀りをする必要はありません。
先ほどの例で言うと「インスタグラム集客に興味のある人」という読者(お客様)に向けて書くとしたら、まずは集客に役立つという重要性と、かんたんな使い方、設定の仕方、すぐに使えるノウハウ程度で良いと思います。
繰り返し何度も同じことを、切り口や角度を変えて書くことで、読者の方にはそのうちしっかりと伝わり「理解」がされます。
そうすると読者(お客様)の方も「もっと深く知りたい」と感じるようになり、入門・初心者の域を突破します。
「もっと知りたい!」というニーズに応えるため、ここでいよいよ「メルマガ」の登場です。
もうすでにブログを読み込み、入門・初心者の段階を突破したという前提に立てば、それ以降の中級・上級の内容も、どんどん書いて良いと思います。
分かりやすい文章は必須条件ですが^^
出し惜しみのない姿勢というのは、読者(お客様)に信用と信頼を生みます。
ノウハウを全部書いてしまっても大丈夫な理由とは?
ここが重要なところですが、基本的にメルマガというのは「多数」の方へ向けて書いているので「個別化」はされようがありません。
どんなに濃い情報を書いたとしても「私の場合はどうするの?」と感じるはずです。
もしくは「やり方は分かったけれど、具体的にどうすればいいの?」となるはずです。
メルマガでどんなに情報を公開しても「個別具体的」なレベルには到達しようがありません。
これがメルマガで情報を全出ししてしまって良い理由となります。
情報に価値がなくなった今、出し惜しみの姿勢はむしろ集客を難しくさせる原因にすら成り得ますので要注意です。
もうちょっと詳しく知りたい方はこちら↓
まとめ

ブログは、あなたをブランディングするための重要なツールであり、集客に役立つ大事な資産です。
同時にブログは、新規のお客様が最初にあなたと接触する「入口」です。
「入口」であるブログを何度か訪れる、または最初に大きなインパクトを残し興味を持たれることで「メルマガ」への登録が期待できます。
ブログでは伝える範囲を限定したノウハウも、メルマガの中では出し惜しみなく伝えていきましょう!
SNSのシェアや、グーグル等からの検索によってあなたの「ブログ」は入口として現れ、ファン化した方々がメルマガに登録し、さらにファン化される。
ファンができれば、そこから商品の販売がより容易になります。SNS、ブログ、そしてメルマガを上手に活用し、あなたのファンを増やしていきましょう!
